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人種差別に抗議したメーガン妃 「王室の一員だったら許されない行為」と元秘書官が指摘

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ハーパーズ バザー・オンライン

メーガン妃は先日、バーチャル卒業式で、現在全米に広がっている“Black Lives Matter”抗議活動について感動的なスピーチをしたが、実際、彼女が今年はじめ、「王室離脱」という重大な決意をしたからこそ、心からの言葉を贈ることができたのだ。 【写真】新時代のロイヤルカップル!?  ヘンリー王子とメーガン妃がやってきた17の“異例”なこと 『ニューズウィーク』誌によると、「もし彼女が今もロイヤルファミリーのメンバーとして積極的に活動し、厳格な王室の儀礼に従わなければならない立場にあったとしたら、あのような政治的かつ社会的に偏ったスピーチをすることは許されなかった。なぜなら“王室の政治化”とみなされ、メーガン妃のスピーチが王室の承認を得ることは不可能だっただろう」とエリザベス女王の元秘書官ディッキー・アービターは言う。 「アメリカで起こっていることは悲惨なことで、あってはならないことが不幸にも起こってしまった。ヘンリー王子とメーガン妃が今も英国在住でロイヤルファミリーのメンバーとして公務についていたら、あのスピーチはできませんでした」とアービターは説明する。「本質から見て非常に政治的な出来事です。アメリカ合衆国の社会的問題であり、女王であろうがフランス大統領であろうが、国家元首が意見を言うべき問題ではありません」

メーガン妃は、スピーチを“部分的に切り取られる”ことを恐れ、この問題について語るべきか否か葛藤したが、「唯一の失言は沈黙することだ」と気づいたと認めた。また、スピーチでは、警官の残虐な行為によって命を落としたジョージ・フロイド、ブリオナ・テイラー、フィランド・カスティル、タミール・ライスの名前を挙げた。 BAZAAR.comの王室担当エディター、オーミッド・スコビーによると、政治的に偏った発言をしないことが王室メンバーとして求められることは不可欠だが、世界中の、特に英国内やコモンウェルス諸国における人種差別をなくすという問題になると、今は沈黙を守る時ではないという。 「イギリスのロイヤルファミリーが政治とは無関係で、他国の政治問題に首を突っ込まないことが重要であるのは理解しますが、私たちは今回の事件を踏まえて、グローバルな人権問題の危機としてみる必要があります。それはアメリカと同じように、イギリスやコモンウェルス諸国で起きている多くの社会問題のルーツになっています」とスコビーはコメント。 「ロイヤルファミリーのメンバーは長いこと人種問題についてあまり発言してきませんでしたが、今、“沈黙”という選択肢はありません。私たちは、ウィンザー城の外も含め全国で警察の残忍性や人種差別に抗議するデモが行われるのを目にし、ヨーロッパの王族やメーガン妃によるパワフルなメッセージを数多くの人々が聞いています。プラットフォームを持っている人たち、特に常日頃、自分の声を使って人道主義や慈善関連の問題を広めている人たちは、率直に発言することが重要なのです」

Translation: Mitsuko Kanno From Harper’s BAZAAR.com

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