<小芝風花>2020年は“考”の1年「今までよりもいろいろな事を深く考えるようになった年でした」
女優の小芝風花が、12月2日に東京・明治記念館で行われた「2021年新春晴れ着お披露目」に登場。同じオスカープロモーションの所属の吉本実憂、高橋ひかる、本田望結、尾碕真花、井頭愛海、井本彩花、宮本茉由、本田紗来と共に、2021年の抱負などを語った。 【写真を見る】10年連続出席の小芝風花を“センター”にオスカープロモーション美女9人がズラリ集結 例年オスカープロモーションは、12月に「オスカープロモーション晴れ着撮影会」を開催し、所属女優陣が晴れ着を身にまとい、マスコミ取材会を行ってきたが、2020年は新型コロナウイルス感染予防対策を重視し呼び込みはせず、オフィシャル素材提供の形に。 「オスカープロモーション2021年新春晴れ着お披露目」と題し、2021年に向け大きく活躍が期待される小芝、吉本、高橋、本田望結、尾碕、井頭、井本、宮本、本田紗来というフレッシュな9人が、日本古来の美しく艶やかでしっとりとした“和の美”である晴れ着姿を披露した。 今回の晴れ着撮影会で10年連続出席となる小芝は、柄の良く映える黒地をベースにバランス良くちりばめられた大振り菊の隙間に配した桜が愛らしい、レトロな柄域の晴れ着で登場した。 ■小芝風花コメント ――2020年を振り返って。 新型コロナの影響で、お仕事ができなくなったこともあり、お仕事の事、自分の事、周りの人達の事、今後の事などいろいろ考えるようになった年でした。 お仕事が再開してからも、「こうやってスタッフ、キャストが集まってお仕事ができるのも当たり前じゃないんだな」と実感しましたし、とてもありがたみを感じました。 ――2020年一番うれしかったことは? 小学生の頃から好きだった、甲斐よしひろさんから、実際に使われていたギターを頂いた事です。その後番組でもお会いでき、お話しできた事、そして「安奈」の楽譜まで頂き、夢のようでした。 ――2020年を漢字1文字に例えるなら? その理由も。 「考」という字です。冒頭でもお話しした通り、新型コロナの影響で、自身と向き合う時間がたくさんあったので、今までよりも、いろいろな事を深く考えるようになった年でした。 ――クリスマスをどんなふうに過ごしたい? わが家のクリスマスは、毎年どこかに出掛けるという訳ではないので、例年通り、おいしいものを食べながら、のんびり過ごしたいです。 ――ステイホーム期間をどんなふうに過ごしましたか? 甲斐さんに頂いたギターを弾いていました。あとは家族みんなで海外ドラマを見たりしていました。 ――2020年に新たに気付いたり、発見したことは? 私は、休日も1日中家から出ない事も多々あり、インドアだと思っていたのですが、自粛期間で全く人と会えなくなった時に、「私は仕事で外に出て、いろいろな人と話せてるからこそ、おうちが好きなんだ。ずっとおうちは性に合っていないんだ」と気付きました(笑)。 ――寒くなるこの季節、恋しくなるのは…? 湯たんぽですね。去年デビューしたばかりなのですが、もう手放せなくなり、今年も活躍してくれています。 ――今の自分のモットーは? 一つ一つのご縁を多き大切にする事です。 ――2021年の抱負や挑戦したいこと。 自分の意見をしっかり伝えられるようにしたいです。言われるままに動くのではなく、もっと意思を持って行動できるようになりたいです。 ――今日着ている晴れ着の感想を。 結構大人っぽいお着物を着させていただいて、ベースの色が「黒字」なんです。 過去にも黒のお着物を一度着たことがあるのですけど、ピンクの柄だったりとか、帯でかわいくしてくださっていたんですけど、今回、帯もシックなものを使っていただいていて、年齢に合った晴れ着でとても気に入っています。 柄は桜が入っていて可憐さも残しつつすごく上品な晴れ着だなと思いました。 ――2021年1月期には土曜ナイトドラマ「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」(テレビ朝日系)で主演。意気込みを教えてください。 今年は新型コロナの影響で家にいる時間がすごく多くて、家族との距離感もニュースで報道されさまざまな家族のエピソードなどが話題になっていたと思います。 今回の作品も、一見平穏そうな家族なのですけど、実はバラバラだったっていうのが、私の演じるモコミの行動によって明らかになっていく、でもそのバラバラだった家族が一つにまたなっていくというホームドラマであるので、共感していただける方もいらっしゃるかもしれないと思います。 そして、すごく優しい作品になっているので、ちょっとあたたかい気持ちになっていただけたらうれしいです。 私の演じるモコミは物の思いが分かる、言葉が分かる、ちょっと変わった感覚を持っている女の子で、ずっと私は変わってる子だと周りから思われて、変な子だと思われているレッテルの中で生きてきたんですけど、そこから自分の殻をやぶって広い世界に飛び出していくので、いま悩んでいる方だったり、一歩なかなか踏み出せない人にも、優しく背中を押せるような作品になるように頑張りたいなと思います。 ――オスカープロモーションの晴れ着お披露目で10年連続の出席となりますね。 ありがとうございます。でもとにかくあっという間でした。最初14歳で、本当に事務所に入って1カ月たたないくらいで参列させていただいたんです。 その時は、先輩方に囲まれてすごく緊張していて、いつか先輩方のように存在感のある女優さんになりたいと思ってその場にいました。やっぱり隣に並んでいてすごかったんですよね、オーラが。 私も、こんなふうに憧れられる先輩になれるように頑張りたいな、って思いましたし、年々先輩方は晴れ着を卒業されていて、反対に後輩のみんなが参加するようになってきていて、みんなからちゃんとあの時の先輩たちのように思ってもらえる存在にはまだまだ程遠いのですけど、ちょっとだけお姉さんになってきているので、もう少しシッカリしたいなぁとか、頼られる先輩になれるように成長していきたいなぁという思いが年々高くなっています。 ――2021年は年女になりますね。 丑年なのでかけづらいんですよね(笑)。ゆっくりの歩幅かもしれないんですけど、着実に一歩ずつ、と思っています。 これまでもゆっくりとした歩幅で歩んできたのが結構つながってきていて、もう一回この子とお仕事をしたいって、同じ監督さんと二度三度ご一緒させていただける機会が、少しずつですが増えてきて、この10年間ゆっくりだったけど、確実にちょっとずつは成長しているのかなって実感する部分があったので、年女ですけど、牛みたいにゆっくりなペースかもしれないですけど、自分のペースで今まで通り頑張っていきたいなと思います。