カラオケ館が「室料無料」のキャンペーン実施 1都3県の店舗が対象
カラオケ事業やネットカフェ事業を手掛けるB&Vは1月8日、自社で運営する「カラオケ館」で「緊急キャンペーン」を2月7日まで実施すると発表した。 【一覧】室料無料キャンペーンの対象店舗 緊急事態宣言が出た東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の1都3県の店舗が対象。期間中は開店から午後8時まで、平日は最初の2時間、土日祝日は最初の1時間の室料を無料にする。別途、ソフトドリンクの飲み放題を600円(以下、税別)で注文することを必須とした。
カラオケルーム市場は半減の可能性
また今回の室料無料キャンペーンの利用者と、室料が平日200円、休日400円とした「フリータイム」の利用者を対象に、フードやアルコールも全て半額で提供する。一部に適用外の店舗もある。 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、カラオケボックスを運営する企業は苦境に陥っている。帝国データバンクは、20年度のカラオケルーム市場(11月時点までの各社業績推移をベースに算出)が、前年から半減する可能性があることを指摘した。また、東京商工リサーチは2020年の飲食業倒産件数が年間最多の842件だったことを1月7日に公表している。そんな中、今回のカラオケ館の取り組みは顧客増加の切り札になるか。(今野大一)
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