中央学院、山中凜太のゴールで追い付きPK戦を制して4強入り。敬愛学園は8強で全国への夢潰える
10月31日、 第99回全国高校サッカー選手権大会の千葉2次予選が開催。準々決勝、中央学院対敬愛学園のカードは先制を許した中央学院が山中凜太のゴールで追い付くとPK戦を制し、準決勝進出を決めた。 【フォトギャラリー】中央学院 vs 敬愛学園 ▽中央学院スターティングメンバー GK1渡邊良和 DF2穐山綾太 DF4山中凜太 DF5笹山悠斗 MF3近藤悠翔 MF6村田一哉 MF7鶴内夢士 MF8笠原彰 MF11青木一郎 FW9藤岡夏央 FW10村田達哉 ▽敬愛学園スターティングメンバー GK1秋元凌乙 DF3朽網友星 DF4花田大和 DF5堀川陸 DF6岩渕一樹 MF8大田龍徳 MF10松山晃大 MF14仲野愛斗 MF16石井達也 MF18小川景 FW9大久保奏汰 ショートパス主体で攻撃する両者、中盤で激しくぶつかり合う。どちらに転んでもおかしくない状況をモノにしたのは敬愛学園。 前半20分、敬愛学園は左サイドの攻撃から中央で受けたMF14仲野愛斗が仕掛けるも倒されてフリーキックを獲得。ゴール正面やや左、ゴールまで約25mの位置からMF14仲野愛斗自ら右足で左上隅へ決め、芸術的な直接フリーキックで先制する。 その後は中央学院も同34分、MF7鶴内夢士のドリブル突破からミドルシュートがバーを弾くなど敬愛学園ゴールに迫るもゴールは奪えず、1-0敬愛学園リードで前半を終え後半戦へ。 後半、ビハインドの中央学院が主導権を握る。MF6村田一哉・MF7鶴内夢士・MF8笠原彰・FW10村田達哉とテクニックに優れた選手が中盤でボールに関わりリズム良く試合を進める。すると同22分、中央学院は右コーナーキックをDF4山中凜太がヘッド、一度はGKに弾かれるも足で押し込み、1-1と同点に追い付く。 引水タイム後は中央学院が一方的に押し込む。ショートパスとドリブルを駆使し中央からバイタルエリアへ侵入を繰り返すが、敬愛学園も最後の所で良い形でシュートには持ち込ませない。終盤、敬愛学園もフレッシュな選手が加わり中央学院陣内へ攻め込むもゴールは生まれず。試合は1-1の同点のまま80分を終了し延長戦に突入する。 互いに疲労が色濃くオープンな展開に。見せ場は後半ロスタイムの中央学院。ゴール正面やや右からDF5笹山悠斗が直接狙ったボールは左ポストを直撃、こぼれ球を拾ってシュートという所で無情にも延長後半終了の笛が鳴り、1-1でPK戦に突入する。 互いに1本ずつを外して迎えた6人目先攻敬愛学園のシュートをGK1渡邊良和がストップ。6人目が落ち着いて決めた中央学院が100分の熱戦を制し、強豪・流通経済大柏が待つ準決勝に駒を進めた。 (文・写真=編集部)