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BTSがビルボードシングルチャート1位獲得。──その快挙が意味するものは?

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GQ JAPAN

57年ぶりの快挙

米ビルボードHOT100のシングル・チャートでBTSの新曲「Dynamite」が初登場で1位を獲得するという快挙を成し遂げたことが発表されたのはアメリカ時間の9月1日のことだったが、このニュースの衝撃波が世界中にひろがっている。初登場で1位、しかも、それが非英語圏のアジア系アーティストの新曲だったからだ。 ビルボードは、世界に無数にある音楽チャートのなかでももっとも権威があり、アーティストにとってもそこで上位を獲得することは一大目標だ。とりわけHOT100は、ビルボードに数十あるシングルチャートのなかのメインチャートで、ストリーミング、ラジオオンエア回数、音源売り上げなどなどを総合してシングルの順位を集計していることから最重要のものとみなされている。 日本人アーティストもビルボードのシングルチャートで高い順位を記録することがあり、そのたびにニュースとして取り上げられるが、メインのHOT100での高順位の例はめったになく、ダンス・チャートやロック・チャートといった専門チャートでのことがほとんど。HOT100で日本人アーティストが首位を取ったのは、なんと57年前(1963年)の坂本九の「SUKIYAKI」(「上を向いて歩こう」)の一度だけだ。 ビルボードHOT100の集計の基礎となるのは、CDセールスやダウンロード、ストリーミング、ラジオ・オンエア、動画再生、ルックアップ(PCへのCD読み取り数)、ツイート、カラオケなど、ほぼ全領域のメディア上での人気を図る尺度となるデータで、その網羅ぶりから、ビルボードの総合ランキングはもっとも洗練され、もっとも信頼性の高いもの、とされている。局地的な人気やファンダムの熱烈な支持だけでは、このチャートの高位に達することは到底不可能なので、今回のBTSの初登場1位獲得の報は、それだけ衝撃をもって受け止められた。しかも、ビルボードの長い歴史のなかで、アジア人で非英語圏のアーティストが首位に立ったことも、まさに例外的なことなのだ。

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