中日、史上最強の助っ人投手は? 歴代助っ人外国人選手ランキング第1位<投手編> 先発&抑えで大車輪の活躍見せたMVP右腕
プロ野球は今年もシーズン開始に向けて各球団補強を進めている。昨季の覇者・東京ヤクルトスワローズを見ても分かるように、チームの上位進出の鍵となるのが助っ人外国人選手の存在だ。近年では、メジャーリーグ経験のある選手も数多く来日し、その存在感は増すばかりだ。今回は、各球団の歴代助っ人外国人選手をランキング形式で振り返り、活躍した選手の傾向を探っていきたい。【中日・投手編】 【2021-2022年版】中日ドラゴンズ 助っ人外国人選手の新入団・退団・契約延長一覧 ※成績はチーム在籍期間の通算成績、ランキングはこれを基準に作成。
第1位 郭源治(カク・ゲンジ)
右投右打 在籍期間 16年(1981~1996) 成績 496試合(1971回)、106勝106敗116セーブ、1415奪三振、防御率3.22 16年に渡り活躍を続けた郭。先発・リリーフ問わず登板を重ね、大車輪の活躍を見せた。 台湾出身、身長178センチ、体重75キロ。華興高、輔仁大、台湾陸軍を経て日本球界へ。1981年途中から中日でプレー。1986年までは主に先発として活躍し、1983年から4年連続2桁勝利をマークするなどエース格としてマウンドにあがった。85年にはリーグ最多の230回1/3を投げている。 1987年にはクローザーに転向。同年に26セーブを挙げ、最優秀救援投手のタイトルを獲得した。翌88年には前年を上回る37セーブを挙げ、チームのリーグ優勝に大きく貢献。救援のみで111回を投げるフル回転ぶりで2年連続となる最優秀救援投手とMVPに輝いた。 以降も先発・リリーフ問わず起用され、特に94年には主に先発として、防御率2.45をマークし最優秀防御率のタイトルを獲得。チームの投手陣を支え、貢献し続けた。退団後は母国・台湾リーグでプレーした。
ベースボールチャンネル編集部