【フィギュア】千葉百音「全日本を頑張りたい」世界選手権視野に闘志 GPファイナル初出場2位
【グルノーブル(フランス)8日=松本航、松本愛香通信員】フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル女子で初出場2位の千葉百音(木下アカデミー)が決意を示した。 ◇ ◇ ◇ 初出場銀メダルの千葉が、2季連続の世界選手権切符を目指す。ショートプログラム(SP)2位で迎えたフリーも2位の139・52点。3回転ループが乱れての合計208・85点は悔しく「まだまだできる。いかに時差ぼけを直すか」と早くも帰国後を意識した。世界選手権代表3枠争いでは、2人目以降の選考基準の1つ「GPファイナル上位2名」を達成した。優位な立場となり「この成果生かせるようにしたい」と力を込める。ジュニアからは今大会で史上初の3連覇を飾った16歳の島田麻央らも出場する。冷静な19歳は「ジュニア、シニアともにしのぎを削る戦い。ショート、フリーのノーミスを掲げて、全日本を頑張りたいです」と闘志を燃やした。 ▽樋口新葉(総合4位のフリーから一夜明け)「全日本に向けて1つ試合ができたのはプラス。(後半戦の代表入りへ)全日本で結果を残すことがすごく大事」 ▽松生理乃(初出場で6位)「トップ選手との差の大きさを、すごく感じた。今回、来られて良かった」 ▽吉田陽菜(3位となった前回に続く表彰台入りを逃す5位)「悔しい結果ではあるんですが、全日本につながる試合になりました」