宮城県で震度5強、一時津波注意報 気象庁「海面変動の可能性、海岸に近づかないように」
宮城県の仙台市宮城野区、石巻市、岩沼市などで最大震度5強を観測し、宮城県沿岸に一時津波注意報が発表された地震を受け、気象庁が20日午後8時20分から記者会見を開き、鎌谷紀子地震情報企画官が「津波注意報は解除したが、岩手・宮城・福島県の太平洋沿岸に若干の海面変動の可能性があるので、海岸に近づかないように」などと呼びかけた。
気象庁によると、地震の規模は、暫定値でマグニチュード(M)6.9(速報値は7.2)。震源の深さは59キロ(速報値は約60キロ)で、太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した逆断層型の地震と考えられるという。 なお、震度5強以上を観測したのは、宮城県の仙台市宮城野区、石巻市、岩沼市、登米市、東松島市、大崎市、蔵王町、松島町、涌谷町、美里町の10市町。 鎌谷地震情報企画官は「地震発生から1週間程度は最大震度5強程度の揺れに注意を。特に地震発生から2~3日は強い揺れに見舞われることがあるので、警戒を」と話している。