運命の分かれ道「入替戦」。立教大学×明治学院大学。関東大学対抗戦A・B入替戦2024
関東大学対抗戦A・B入替戦が2024年12月14日(土)、今年も埼玉・熊谷ラグビー場で行われる。
降格かA残留か。昇格かB残留か――。1点差であっても決定的な岐路となる両校シーズン最後の大一番。入替戦の季節が、今年もやってきた。
第1試合は11時30分キックオフの「立教大学」(対抗戦A7位)×「明治学院大学」(対抗戦B2位)」。
チャレンジャー・マインドで攻めかかれるのは、対抗戦Bで6勝1敗だった明治学院大だろう。
唯一の敗戦は全勝対決となった11月24日の成蹊大学戦。終盤までもつれるシーソーゲームで8点差(28-36)で競り負けたが、B2位で2014年度以来の対抗戦Aグループ参戦への挑戦権を手にした。
監督は元早稲田大学、リコーの名スクラムハーフだった月田伸一氏。チームOBでキヤノンで活躍した上原哲BKコーチなど充実の指導陣を誇る。
主将のFL吉田隼輔は國學院栃木出身の実力者で、高校同期には早稲田大のSH細矢聖樹ら。2人いる副将は東農第二出身のLO小林大介、 もう一人のSO/FB中村航遥は日川高の元主将だ。
ハーフ団が生み出す展開力が魅力的で、キーマンの一人は3年生SO後藤朝霧。パス、ラン、キックの三拍子が揃う東福岡出身のプレーメイカーだ。
悲願達成へ向けた大一番で、奮戦が期待されるのがフォワード陣だ。
先発メンバーは対抗戦Bの成蹊大学戦から1名替わり、リザーブからルーキーPR森田眞乃介(本庄第一高)が背番号3を背負う。トイメンは立教大の4年生PR八代デビット太郎。大一番でのスクラムワークに期待が掛かる。
そのほかFL吉田主将を筆頭にFW先発陣は変わらず。FW先発8人中7人が身長170cm台だが、運動量やコリジョンで、サイズでは上回る立教大FWを凌駕したい。
ゲームメイクを担うハーフ団は強豪校出身の3年生コンビ。SH 国原碧東(國學院栃木)とSO 後藤(東福岡)だ。副将のFB中村航遥は引き続きフルバックでの先発となる。