見た目で判断され…ゴスファッションを貫く母親が伝える「表現の自由」
スコットランド在住で、6歳の娘と3歳の息子をもつ母でもある、モデルのジョディさん(27歳)。先日受けたインタビューの中で彼女は、自身の見た目により、我が子が他の親や子どもたちから敬遠されていることに対してや、子育てについての想いを明らかに――。 【写真】「外見がちょっと違うだけ」ゴスファッションを貫く2児の母、ジョディさん タトゥーやピアス、鮮やかな色のドレッドヘアと、オルタナティブなファッションを好むジョディさん。そんな彼女は町でもひと際目立っていて、その見た目から子どもが通う学校の親たちは、彼女に近づくことさえしないそう。 <Mirror>誌によると、彼女はこのことについて次のようにコメント。 「特に買い物や公園に行くときに、否定的な目で見られることが多いです。こういったファッションを知らない人たちに対しては、かなり威圧的に見えることがあると思うので、それは理解できています」 「みんなが『彼女は悪魔崇拝者に違いない』と言いますが、真実ではありません。この姿は宗教とは関係なく、表現の自由なのです」
またジョディさんは人を見た目で判断することについて、自身の見解を明らかに。 「このようなことがあると、子どもたちが『周りと違う人に対しては警戒心を持つべき』という否定的な考え方に触れてしまうので残念です。子どもたちの遊び場には、さまざまな親がいるので難しいかもしれませんが、初対面の人は中身ではなく外見でその人を判断しがちです」 「私は変人ではなく、外見がちょっと違うだけ。中身は何も変わっていません。今でも時々、私が自分の子どもを誘拐したかのような目で見られることがあります。でもそれは否定的なことではなく、感覚の問題であり、私は芸術のようなものだと思っています。もしかしたら彼らは理解できないかもしれませんが、それでもいいのです」
自分のルックスについて批判されることが多くても、他の人に同じような接し方はしないようにしているというジョディさん。 また彼女は、「私は子どもたちに、たとえ見た目が少し違っていても、誰にでも優しく接しなければいけないと教えています」ともコメント。 「自分らしくいられないなんて思わせたくないんです」 さらに、他人を喜ばせるために自分のルックスを変えるつもりはないという彼女は、自分に対して偏見を持つ人の気持ちも分かるともいう。 「町のみんなから愛されているわけでもないので、最高の気分ということではありません。上の世代の人や育った環境が違う人は、若い世代のようにさまざまなタイプの人と接する機会がないこともあります。特に夏は、私のタトゥーがよく見えるので、かなり変わって見えるんだと思います」 周りの人の気持ちも理解しながらも、自分のスタイルを貫くジョディさん。自分らしく生きる彼女の姿を見ている子どもたちは、きっと誰にでも優しく接することができる大人へと成長するはず――。