国際スケート連盟、一部ロシアとベラルーシ選手の五輪予選出場許可
[20日 ロイター] - 国際スケート連盟(ISU)は20日、ロシアとベラルーシ出身の選手に関し、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の予選に個人の中立選手(AIN)としての参加を認めると発表した。 ロシアと協力国ベラルーシの選手らはウクライナ侵攻が開始して以降、国際オリンピック委員会(IOC)からISUを含む全ての国際競技連盟(IF)への要請で、多くの国際大会から除外。しかし、IOCは昨年3月に新たなガイドラインを発表し、国際大会から追放されてきた両国の選手について、所定の条件を満たせば、国を代表しないAINとしての競技復帰を認めるよう勧告した。 ISUは「冬季五輪はどんなスケーターにとってもキャリア最高の舞台であることを踏まえ、ロシア(ロシアスケート連盟、ロシアフィギュアスケート連盟)およびベラルーシ(ベラルーシスケート連盟)のISU加盟団体に所属する選手による2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ大会参加を促進するための道筋づくりに関するIOCの勧告について、実現の可能性を慎重に検討してきた」とコメント。 そして、「2024年パリ五輪においてAINが平和的に参加したことを鑑み、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ大会においても、安全で平和的かつ公正な競技を促進することへの決意を新たにした」と続けた。 フィギュアの五輪予選では男女で各1人、ペアとアイスダンスで各1組が出場枠獲得に臨める。スピードスケート、ショートトラックの同予選では距離別の個人種目に1人ずつ参加できる。リレーや団体への出場は認められない。