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分裂劇は新たな局面……神戸山口組から「山健組」を脱退させたヒットマンの“獄中指令”

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文春オンライン

兵庫県内で凄まじい勢いで増殖する「野内組」

 そして三つ巴の争いを繰り広げてきた司忍組長率いる6代目山口組も、決して静観していた訳ではない。 「絆會が拠点を置く尼崎市は、昨年11月に神戸山口組幹部の古川恵一氏が射殺されて以降、弘道会の若頭を務める野内正博組長の『野内組』が席巻。野内氏は山口組ナンバー2の髙山清司若頭の覚えもめでたく、野内組は兵庫県内で凄まじい勢いで増殖しています。兵庫県警の山健組の情報担当の刑事でさえ、今や野内組の情報収集に追われている。神戸山口組からの移籍者だけでなく、絆會が解散すれば残党の一部は野内組に流れるとみられています」(前出・警察関係者)  井上氏は離脱表明した5代目山健組の引き留めに躍起だが、求心力の低下は否めず、もはや瓦解の動きは止められそうもない。  かつて髙山氏の強権的な運営と金権体質を批判した井上氏が、同じ轍を踏み、金で窮地に追いやられるとは何とも皮肉な話である。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年7月23日号

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