来夏の参院選、立民が神奈川で現職2人を擁立へ 牧山弘恵氏と水野素子氏
来夏の参院選に向け、立憲民主党が神奈川選挙区(改選定数4)の候補者一本化を見送り、現職2人を擁立する方向で調整していることが15日、関係者への取材で分かった。衆院選で躍進した余勢を駆り、改選を迎える牧山弘恵氏(60)と水野素子氏(54)の2議席確保を目指す。ただ党内には共倒れを懸念する声もあり、県連の判断に影響しそうだ。 【写真で見る】水野素子氏と牧山弘恵氏 牧山氏は2007年参院選で初当選し、現在3期目。水野氏は1期目で、改選定数4に加え非改選の欠員1を補充した22年の「合併選挙」で5位に入った。 5位の任期は3年で、2人はともに続投意欲を示していることから、党内では一本化か2人擁立か難しい判断を迫られていた。県連は選挙対応を担う党本部の幹部らに対し、年内に公認候補選定の方向性を示すよう求めていた。 関係者によると党本部は15日までに、県連に「現職2人擁立が妥当」と伝達。県連は16日の常任幹事会で、2人を公認候補として上申するか否かあらためて協議する見通しだ。
神奈川新聞社