【漫画】死刑囚は小さな女の子? 罪を疑う、おせっかいな看守との結末に「泣けた」
死刑囚と看守の「鉄格子越し」の交流
両親を殺したという死刑囚の女の子が、牢屋に連れてこられました。女の子を監視することになった看守の男性は、本当に彼女が両親を殺したのか疑問に思いますが、女の子は「私はもう死にたいんです」と言います……。 【マンガ】女の子は看守の男性に心を開いていき… 本編を読む たけみつさん(@take_samurai1)による創作マンガ『死にたい死刑囚とおせっかいな看守のお話』がTwitterで公開されました。死刑囚と看守という特殊な立場で出会ったふたりが心を通わせていく物語に、読者から「尊い」「泣けた」「すばらしい作品をありがとう」などの声があがり、大きな反響を呼んでいます。 作者のたけみつさんに、お話を聞きました。 ーー『死にたい死刑囚とおせっかいな看守のお話』はどのようにして生まれましたか? 最初に、囚人と看守を中心に何か描きたいと思ったんですよね。囚人と看守って職務上とはいえずっと一緒にいるわけで、そしたら自然と関係も深まっていくわけで。それを男女にすれば、これはなかなか面白い関係が描けそうじゃないかなって。 もちろん女の子は囚人なので、何か罪を犯して来ていて、これもまた物語を盛り上げるのにひと役買ってくれそうだなー、と。そうやって考えていくうちにどんどん設定が膨らんできて、これは面白いものが描けるんじゃないかなと思って、描き始めました。 ーー囚人の女の子と看守の男性のキャラクターが魅力的です。ふたりのキャラクターはどのようにして考えられましたか? 最初に囚人の女の子からキャラを考えましたが、重い過去を持っていて、なおかつ死にたがっているということで、最初は思いっきり暗い性格にしました。どん底からスタートして、そこからどんどん明るくなっていくヒロインというのは、このお話の見てほしいところのひとつでもありました。 看守さんの方は、この囚人の女の子を救えるとしたらどんなキャラクターかと考えたら、あんな感じになったんですよね。とにかく善人で、困っている人やつらそうにしてる人を見たら無条件で助けようとする、みたいな。ただ、死にたがっている人間を助けようとするというのは、コメントでももらいましたが、見方によっては残酷な行為だと思います。それだけに、看守さんは良い意味でも悪い意味でもおせっかいなキャラかと。