痩せにくくなった「運動が嫌いな中年」にこそ「マシンピラティス」をおすすめしたいワケ。「体力・筋肉がない」「運動オンチ」な人が続々ハマっている
オトナサローネにて、美容ダイエットジャンルの記事を担当しているライターの岩淵です。今回は、私と編集部メンバーの間のちょっとしたブームについて寄稿いたします。 睡眠不足が続いても、朝まで飲んでも若さで乗り越えられた20代。休日に寝だめをすれば、なんとか体力復活できた30代前半。アラフォーと呼ばれる年になると、徹夜明けは使いものにならず、常になんとなく不調な日々。 不調で病院に行くと、必ずといっていいほど「適度な運動はしてくださいね」と言われるけれど、「はて? 適度な運動とは?」と思いながら、数日ストレッチをして終了。 小学生の頃から運動が大の苦手で、どうやって体育を休むかを考えていた私。運動らしい運動をしたのは、大学1年生の体育実技が最後だと思う……。 社会人になり、スポーツジムに入会したとか、大人のバレエ教室(当時、ちょっと流行したんです)に通いはじめたとか、朝ランニングしてから撮影現場にきたとか聞いても「ふ~ん。みんな偉いな」としか思わず、自分もやってみようなんて1ミリも考えもしませんでした。 そんな私が、昨年末からマシンピラティスに通い始めたのです。すぐに通わなくなるかも……と思っていたけれど、サボることなく続いています。この話をすると、「私もマシンピラティス始めたよ」という同世代がわらわらと出てくるのです。 これは、ちょっとした(中年の間で)ブームかも!?と思い、マシンピラティスを取り上げてみようということになりました。
運動不足すぎる! 将来、寝たきりにならないために…と始めたマシンピラティス
さて、前置きが長くなってしまいましたが、私がマシンピラティスを始めようと思ったのは、OTONA SALONEでの取材がきっかけでした。 編集部・諏訪さんが3カ月マシンピラティスに挑戦する企画で、 「【結果発表!】50代、食欲が抑えられなくてもヤセられる!? マシンピラティスで3カ月ダイエット。果たして、お腹のぜい肉はどうなったのか!?」という記事です。 週2回、3カ月通ってくびれができた編集部・諏訪さん。 この取材のために、1回だけ諏訪さんと体験レッスンを受けました。 それまで、私がしていた運動といえば、1駅分歩くとか、担当したダイエット本のメソッドを2週間ほど試すとか、それくらいのもの。さまざまな先生に出会い、運動の大切さを教わり、その場では「運動しないと!!」と心に誓うのですが、なかなか実行に移せずにいました。 ジムに入ろうか、ランニングをしようか……頭には浮かぶのですが、「まず、ジムでトレーニングする体力、筋力がない」と、やる前から諦めモード。 しかし、取材となれば仕事ですから、やるしかないのです(笑)。 初めてやる動きばかりでしたが、やってみたら「意外とできる」と感じたんです。リフォーマーと呼ばれる器具には、バネがついていて動きを補助してくれるから、筋力がなくてもなんとかカタチになるんですよ。(効果を出すためには、器具に頼りっぱなしはダメですけどね) 「マシン」とつくので、筋トレの厳つい器具をイメージしていたのですが、パワーを使うものではなかったんです。むしろパワーはいらなくて、骨盤の位置や呼吸を意識することが大切。