美容エディター西園寺リリカさんに聞く 、美容オイル&スクラブ&ハンドクリームの作り方。【簡単手作りアロマコスメ3品】
40代半ばにフランス式アロマに出合ってから、スキンケアも精油を使って手作りしているという西園寺リリカさん。アロマテラピーインストラクターの資格ももつ西園寺さんに、美肌のためのアロマの作り方とおすすめ精油を詳しく教えていただきました。意外にも作り方は簡単! ぜひ取り入れてみてはいかがでしょう。 [写真]植物油に数種類の精油をブレンドしたフェイス用美容オイル
PROFILE/西園寺リリカ 美容エディター・ライター。アロマ好きが高じて、フランス式アロマテラピーのディプロマを取得。著書に「喘息、肌トラブル、胃腸炎、更年期……すべてアロマで解決しました!」(講談社)など。
●肌荒れ、毛穴、シワも美容オイル1本でケア!
美容オイルの作り方は、精油と植物オイルに混ぜるだけ! 「精油は肌状態に合わせて3種類くらいをブレンドしています。ローズウッドはフランスではシワを緩和する作用が知られていて、肌荒れを防ぐカモミールもスキンケアの定番。そして、外せないのがネロリ! 毛穴の引き締め、シミやくすみの予防、と幅広いエイジングケアに使える精油です。ネロリはビターオレンジの花から採れるとても高価な精油ですが、甘い香りも素晴らしく、ネロリを入れるようになってから肌の色ツヤがよくなった感じがします。顔だけでなく、首元からデコルテまでのばすといい香りが広がって安眠にも!」 ラベンダー、ローズゼラニウム、パルマローザ、イランイラン、フランキンセンスなどもスキンケアにおすすめの精油だそう。 「香りや肌に合うかを確かめる意味で、まずは精油1種類で試してみるのがよいと思います」
【分量&作り方】 ・ネロリ 3滴、ローズウッド2滴、カモミール1滴 ・マカデミアナッツオイルorホホバオイル30ml(大さじ2) 植物オイルに精油を入れてよく混ぜ、遮光タイプのガラス容器などに入れて保存します。作ったものは1か月以内に使い切ります。
●シュガースクラブでやさしく角質ケア
お風呂での角質ケアも精油を活用しているという西園寺さん。 「角質をやさしくオフして肌をなめらかにするマンダリンは、フランスでは妊娠線やセルライトのケアにもよく使われる精油。砂糖に精油と植物オイルを入れてスクラブ剤を作り、顔は1か月に1度、ひじやひざはザラつきが気になるときにケアしています。砂糖は肌当たりがやわらかいので、かかとなどの角質の厚いところは、塩とレモンの精油に変えてしっかりケア。レモンの精油はむくみや冷えを和らげる作用も知られているので、足首~ふくらはぎまで広げて使っています。植物オイルがベースなので、肌がカサつくこともなく、しっとりなめらかに!」