大谷翔平、豪快33号追撃3ラン 20打席ぶり快音で今季ワースト記録阻止 MLBデビューの地最後の3連戦
「アスレチックス6―5ドジャース」(2日、オークランド) ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、4点を追う九回2死一、二塁打席で33号3ランを放ち、連敗中のチームに活力をもたらした。7月27日のアストロズ戦の4打席目以来、20打席ぶり(4四球含む)の安打で今季自己最長トンネルを脱出。ナ・リーグ本塁打部門で2位のオズナ(ブレーブス)との差を2に広げた。 22歳右腕エステスとの初対決。大谷は初回の打席で初球、外角高めのボール球を打って中飛に倒れた。2死一塁から4番T・ヘルナンデスの23号2ランで先制した。 2点リードの三回の第2打席は中飛。初球ストライクを見送った後、150キロの内角直球を打ち上げた。 六回の打席は1ボールから2球連続で変化球ストライクを見送って追い込まれると、ボール一つを挟み、内角のボール球を打ち上げて三飛。左翼前に落ちようとする打球を三塁アンドゥハーの好捕に阻まれた。 4点を追う七回2死満塁の絶好機には3番手右腕アダムスに一ゴロ。九回の打席でたまりにたまったうっ憤を晴らした。 敵地オークランド・コロシアムは大谷が18年3月29日に「8番・指名打者」でメジャーデビューした思い出の地。アスレチックスは今季限りでサクラメントへの移転が決まっており、今回の3連戦が大谷にとっては最後となる。 大谷は前日まで106試合に出場し、ナ・リーグ1位の打率・309&32本塁打&OPS1・028、同2位の76打点、同3位タイの28盗塁をマーク。三冠王やトリプルスリー、さらには史上6人目の「40本塁打&40盗塁」を射程圏内に捉えている。 しかし、チームは大谷の後に続けず、3連敗。ナ・リーグ西地区首位の座を守っているが、この日4連勝を飾った2位ダイヤモンドバックスとの差は4ゲームに縮まった。