「会うのは嫌だ」と玄関横に現金を置くように指示120万円などだまし取られる 静岡・沼津市
静岡県沼津市の80代女性が孫を名乗る男からの電話で現金120万円などをだまし取られました。男は「会うのは嫌だ」と玄関横に現金を置くように指示したということです。 警察によりますと、9月24日沼津市に住む80代女性の自宅の固定電話に孫を名乗る男から電話があり、「会社で荷物の送り先を間違えてしまった」「会議にお金が必要」などと言われ、現金やキャッシュカードを求められたということです。 さらに男は「会うのが嫌だ」などと言い、現金などを自宅の玄関横に置くよう指示しました。 女性は言われるがまま現金およそ120万円とキャッシュカード2枚を準備すると、その場所からなくなっていたということです。 警察の調べでは、だまし取られたキャッシュカードからは合わせて100万円が引き出されていました。 静岡県内では9月24日現在、前の年の同じ時期より10件多い130件のオレオレ詐欺被害が確認されていて、被害額は5億円以上にのぼっています。 警察は、親族を名乗って「お金が必要」などと言われたら、詐欺を疑うよう呼びかけています。