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グーグルの「Pixel 4a」は、価格を考えれば“完璧”に近いスマートフォンに仕上がっている

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WIRED.jp

現行モデルで最も優れたカメラのひとつ

これほどカメラ機能が充実しているなら、Pixel 4aで写真を撮らずにはいられない。実際に試してみたところ、昼間の撮影では輪郭がシャープになりすぎたり彩度が強すぎたりすることもなく、コントラストが強いシーンにも驚くほどうまく対応した。 ポートレートモードは改善の余地が残るが、飼い犬を撮影したところ、きれいな写真を撮ることができた。夜間もカメラは良好なディテールと彩度を維持しており、ホワイトバランスの改善によって色温度が適切な水準に抑えられている。 これに対して、「夜景モード」はどうだろうか。異なる露出設定で複数の写真を撮影し、写りのいいものを選んで合成する夜景モードは、色の正確性やディテールの大幅な向上によって、サムスンの「Galaxy S20+」(1,200ドル)のテスト結果を上回ることすらあった。現行のスマートフォンとしては最も優れた機種のひとつであり、それでいて価格は「iPhone 11」の半額である。 Pixel 4aを2週間ほど使ってみた印象は、非常にポジティヴなものだった。グーグルによる「Android」の体験は、この端末の優位性を一段と高めている。 使い勝手に優れた「Google アシスタント」は相変わらず最も優れた音声アシスタントに挙げられるが、ほかにも周囲で流れている楽曲の情報をロック画面(オフライン時を含む)に自動的に表示してくれる「この曲なに?」の機能など、ささいながらもスマートな機能を多く備えている。

いくつかの不満な点も

それでもなお、この端末には改善すべき点がいくつかある。 まず、IP規格に準拠した防水性能が備わっていない。このためプールの近くで使う際には注意が必要になる。また、microSDカードスロットを備えていないので、ストレージ容量が足りなくなれば「Google ドライブ」を使うコストが発生する。とはいえ、128GBというストレージ容量は、この価格帯の端末では一般的なものだ。 次にスピーカーだ。静かな部屋で音楽を聴くのであれば、本体のデュアルスピーカーでこと足りる。しかし、周囲の雑音が入ってきた途端にヘッドフォンに手が伸びてしまう。ニューヨークの騒々しい屋外で動画を観るときは音量を最大にする必要があったが、それでもセリフを聞き分けるのは容易なことではなかった。 同様に、画面は晴天時に観るには十分な明るさだが、ときどき目を細めなければならないこともあった。カメラの動画の性能は、あまりよくない。 最後の2つの不満な点は、ささいなものだ。まず、ワイヤレス充電に対応していないこと。「iPhone SE」(400ドル、日本では税別44,800円から)が対応していることを思えば、Pixel 4aが未対応であることは残念に感じる(あくまで自宅にワイヤレス充電器が散乱している立場からの意見だ)。 また、Pixel 4aの本体カラーはブラックのみとなっている。グーグルはこの理由として、「サプライチェーンの複雑さ」(大型モデルの「Pixel 4a XL」が今年発売されない理由でもある)を挙げている。もっともな理由だが、残念であることには変わりない。新色「Barely Blue」の噂を聞いていたので、喪失感でいっぱいである。 とはいえ、少なくとも白のアクセントを効かせた電源ボタンが彩りを添えており、おかげで世の中に溢れるグレーやブラックの端末とは何とか区別がつくようになっている。それにケースで彩ることもできるだろう。

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