【広島】オリ移籍の九里亜蓮が最後の赤ユニ姿「そういう気持ちが芽生えるのは必然」古巣との頂上決戦を願う
広島から海外FA権を行使してオリックス移籍を決めた九里亜蓮投手(33)が14日、広島・山県郡安芸太田町で「交通・地域安全大会」に参加し、11年間を過ごした広島で初体験となる一日警察署長を務めた。制服姿とともに、トークショーでは公の場では「最後」というユニホーム姿でファンと交流して移籍を報告。「『頑張ってね』『応援してるよ』と声を掛けてもらえた。もう一回り二回りレベルアップできるように」と、決意を新たにした。 12日にオリックスと電撃合意が発表され、広島選手として臨む最後のイベントだ。質問コーナーでは、ファンから対戦したい広島選手を問われ、秋山の名前を挙げた。その上で「やっぱり、どの選手も対戦したい。キク(菊池)さんにしても、坂倉にしても。違うリーグになる。(同期入団の大瀬良)大地と投げ合えたら、それもそれですごく、感情の部分でもいろいろ出てくるかもしれない。それは、どのピッチャーもそうですけど、そういうのもあるかなと」と想像を膨らませながら、まだ実感は沸かない様子だ。 ファンからは「(昨オフに同様にFA移籍した西川)龍馬と一緒に戻ってこい」という声も飛んだ。「去年、龍馬がファン感で『日本シリーズで戦いましょう』と。言葉は難しいけど、言っていたことがすごく分かるというか、そういう気持ちが芽生えるのは必然だと思う」と、今季まで一緒にプレーした同僚たちとの頂上決戦も夢見た。
報知新聞社