小池都知事が記者会見10月2日(全文2完)入国規制の緩和は慎重に
トランプ大統領のコロナ感染の影響は大きい
きのうも名誉都民章というのをお渡しいたしました。その際は、もう筆書きで、名誉都民章というので表題があって、東京都知事、小池百合子、どーんとはんこをつくわけですね。こういった、ある意味、文化的な価値もある、御名御璽ではないですけど、御璽のほうですよね。国事行為としての大きな役割であったり。そういったことの仕分けなどもして、この電子決裁というのは進められるように分けていく必要があるのではないかと思います。 それから先ほどのトランプ大統領のコロナに感染したということでありますが、影響は大きいんだろうなと推測いたします。マスク論争なども海外では常に起こっていますけれども、最近の学術論文でも、結局このユニバーサルマスクというのは有効であるということもあらためて分析もされていると。医師会の先生のほうからも、その点を伺ったことがあります。マスクをする・しないが政治的なシンボルのような形になって各国で進められていますけれども、日本においては、マスクはもうごく当たり前に皆さんお使いいただいているというのは、1つの文化や衛生観念、公衆衛生の社会的な定着が日本で見られていることも重症化を防いでいるなど、重症化とは関係ないのかな。全体で考えましても、陽性率、陽性者数などを考えても、その辺は、日本はマスク着用率というのも高いのではないかということをあらためて思うところであります。
聖火リレーは従来の計画通り。受け止めを
テレビ朝日:テレビ朝日の鈴木です。よろしくお願いします。オリンピックについてお伺いします。聖火リレーについて従来の計画で行われるということが今週決まりましたが、その受け止めをあらためてお願いしたいのが1点と、もう1つ、都の医師会の会長、尾崎会長がきのうテレビ番組で、観客を入れての開催には、来年の3月ごろまでに世界的に一定程度、収束している必要があるという発言をされましたが、知事としてどのようにお考えなのかお願いします。 小池:まず聖火リレーであります。ご案内のとおり、今、大会そのものの運営の簡素化・効率化を図っている中で、聖火リレーをどうするかということもテーマでありました。これについては日数、それからランナーの、実際のランナーの数など、延期前に基本的なフレームをつくっているんですが、それが維持されることになったというのがあります。それから、都としては今後、簡素化の方針を踏まえつつ、コロナ対策は当然取っていくこと、それから聖火リレーを楽しみにしているランナーの方、もう練習に、ずっと続けてらっしゃる方も多いわけでありまして、都民、国民の皆さまにとって聖火が希望のともしびとなるように、組織委員会、区市町村などの関係者と連携して準備を進めていきたいと考えております。なお、聖火リレーアンバサダーを務めておられる石原さとみさんは早くもゴールインの方向にまっしぐら、進んでおられるということで、まずおめでとうございますということを申し上げたいと思います。 それから尾崎会長のご発言でありますが、報道について、その旨、伺いました。大会を成功に導くためには選手の皆さんはもちろん、観客、関係者など、全ての人にとって、安全・安心な環境が提供できるように準備を進めていくことが重要であります。そのために、先月、設置をいたしました調整会議、こちらで国、組織委員会など共に水際対策、それから感染防止対策、そして保健医療体制の確保など幅広く議論を行っているところでありまして、具体的な対策について1つ1つ検討を進めているところです。都としましても都内の感染症対策には、都の医師会のご協力も得て、これを頼りにしております。引き続き全力を尽くすということと、安全・安心な大会の開催に向けて、関係者そろって連携しながら進めていくということが何よりも不可欠だと考えております。 テレビ朝日:ありがとうございます。 小池:じゃあ、すいません、最後で。すいません。