小池都知事が記者会見10月2日(全文2完)入国規制の緩和は慎重に
同性パートナーを持つ都職員の休暇制度を見直すのか
東京新聞:東京新聞の岡本です。2点伺います。都職員の休暇制度を巡って、知事は先日の都議会の代表質問で、性自認および性的指向、育児や介護の事情にかかわらず、生き生きと活躍できるような制度の見直しを検討していくと答弁されました。都ではすでに同性パートナーを持つ都の職員から、慶弔休暇などを法律婚や事実婚の職員と同様に認めてほしいとの声が出ていますが、知事としては今回のこの休暇制度の見直しの検討で、こういったケースにも前向きに対応していくべきだとお考えでしょうか。 2点目なんですが、日本学術会議の新会員について、会議が推薦した候補のうちの6人を菅首相が任命しなかったことを巡って、学問の自由などの観点から批判の声が出ています。知事は今回の菅首相の判断を支持されますか。また、政治と学問の関係、距離感はどうあるべきなのか、知事のお考えをお聞かせください。 小池:都の職員の待遇などにつきましては、さまざま、判断が必要かというふうに思います。また、多様性等々も考えて、どのような在り方が必要なのか、引き続き都として考えていきたいと思っております。 それから学術会議については、これもあまり私フォローしていないんですけれども、学術会議の任命権というのは、形式的なのか実質的なのかよく分かりません。どのようなプロセスを経てメンバーを推進していくのかなど、あらためて聞いてみたいと思います。また、会議のメンバーでなくても学問はできるとは思うんですけれども、どういう形で、どのようなことで、この今回の経緯に至ったのか、あらためて聞いてみたいと思います。あまり詳細については存じておりません。
都民にとってパンダはどういう存在か
フジテレビ:フジテレビ、小川です。先ほど幹事質問でも出たパンダなんですが、上野動物園といえばやはりパンダで、知事ご自身もパンダをご覧になったことあるかと思うんですが、都民にとってパンダというのは、知事から見てどういう存在であるというふうにお考えなのかというのがまず1つ目と、あとやはり最近はんこレス、話題になることが多いですが、知事は1期目のときからはんこレスをずっとおっしゃってきましたけれど、実際、都庁内で今どこまではんこレスが進んでいるのか具体的にお願いしたいのと、あとすいません、ちょっと先ほど入ってきたところなんですが、トランプ大統領がコロナウイルス陽性というふうに出たそうなんですが、受け止めをお願いします。 小池:最後のはニュースですね。今初めて。直前にちらっと聞いたんですけど、オクトーバーサプライズかなと思いましたけれど。まずパンダ。パンダはやっぱりどう見てもかわいいですよね。どうして神様はこういうふうな生き物をつくったのかという、そもそも論にもなりますけど、やっぱりかわいいの一言に尽きるというか、愛される存在であるということには変わりがないと思います。先ほどもお答えしたように、中国との交渉については今、鋭意進めているというところで、内容についてはお伝えをしておりませんが、そういう国民、都民の気持ちもあるかと、愛される存在であるということは誰もが思うところではないかと思います。 それから、はんこレス。はんこレスについては、これ数字出てますね。2016年度の時点ではんこに、電子決定、はんこではなくて電子決裁ですね。これを行ってきた決定率と呼んでおりますが、これが2016年度時点で12.3%でありましたのが、はんこレスのプロジェクトを進めてきて、2019年度末の時点で65%まで上昇しているということで、これはさらに進めております。 現場は、これはむしろ面白いことですけれども、重要な決定については、むしろはんこを使っていない。そして日々の出席した・しないとか、そういったことについては、むしろはんこが使われがちだという傾向については聞いております。また、この都政の構造改革に、今進めているんですが、そのコアプロジェクトに5つのレス徹底推進プロジェクトというのを選んでおりまして、はんこレスに向けた取り組みを、より加速化していくことになろうかと思います。