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圏域別景気、製造業界の復調が、一部地域で景況感を押し上げ

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帝国データバンク

国内景気の実態把握を目的として、帝国データバンクは2002年5月からTDB景気動向調査を実施しており、日本全体、全国10地域、47都道府県に関して景気DIなどの指標を公表している。また、企業が実感する地域の景況感により近づけるため、地域の経済的なつながりや交通網などを考慮し全国47都道府県を130の圏域に分割して、圏域別景気DIを算出している。なお、130圏域は、各種圏域に関する資料を参考に帝国データバンクにて加工・設定。地図データは、国土地理院発行の数値地図(国土基本情報)とESRIジャパンの全国市区町村界データを使用し加工した。 TDB圏域別景気DI(2020年8月)

自動車関連をはじめ製造業界が一部地域で景況感を牽引

2020年8月の圏域別景気DIの順位は、製造業界が牽引していた広島県三次市などの「備北」が45.8でトップとなった。企業からも「前年より悪いが業界は忙しくなった」(輸送用機械・器具製造)という明るい声が聞かれた自動車関連のほか、木材加工などの製造も好調であったことがプラス要因になったとみられる。自動車部品を製造する工場が数多く集積する大分県別府市などの「大分東部・北部」(41.7)でも、製造業界が景況感を押し上げていた。 また、高知県南国市などの「高知東部」(42.9)や福島県いわき市などの「浜通り」(38.3)などでは、厳しいながらも公共事業や災害復旧工事など建設業界が景況感を押し上げた。

130圏域のうち、86圏域が前月から改善

圏域別の順位は、広島県三次市などの「備北」が45.8でトップ。以下、高知県南国市などの「高知東部」(42.9)、大分県別府市などの「大分東部・北部」(41.7)が40台で続き、北海道帯広市などの「十勝」(38.4)、福島県いわき市などの「浜通り」(38.3)が上位に並んだ。

全国130圏域別にみると、景況感に温度差も

他方、『東海』では、景況感の改善がみられるものの、愛知県豊橋市などの「東三河」や三重県津市などの「三重北中部」(ともに31.1)以外の圏域では30を下回っており、依然として厳しい様子がうかがえた。 総じて、自動車関連をはじめとする製造業界の生産活動の復調を要因として一部圏域で改善がみられ、災害復旧関連の工事など公共事業が牽引している地域で、景況感を押し上げた。新型コロナウイルスにより厳しい環境下であるが、全国130圏域でみると、景況感に温度差が表れている。 調査概要 調査対象企業:2万3689社 有効回答企業:1万2000社(回答率50.7%) 調査期間:2020年8月18日~31日 調査方法:インターネット調査