浜本由惟、今季初の単複2勝 劉監督“ファイナル見据えた”采配が的中
<卓球・ノジマTリーグ2020-2021シーズン 2月14日(日)深谷ビッグタートル> 【写真】勝率9割超え!浜本、長崎のビューティペア 14日、Tリーグ女子首位の木下アビエル神奈川が4位トップおとめピンポンズ名古屋に3-1で勝利した。
浜本由惟が2点獲りの活躍 石川佳純は10勝目
この日のヒロインは浜本由惟。2月からプロ入りした名古屋の新エース、安藤みなみをダブルスとシングルスでともに破る活躍を見せた。 浜本と長﨑のダブルスは今季10勝1敗と勝率が9割を超える勝負強さを見せている。また浜本はシングルスでは嬉しい今季初勝利、4連勝中だった安藤は5戦目にしてシングルス初黒星となった。 神奈川は浜本の2勝に加え、東京五輪代表のエース石川佳純が危なげないストレート勝ち。石川はシンガポール代表のリン・イエを寄せ付けず今季10勝目を挙げた。
27日のプレーオフは国際大会との調整が難航
Tリーグ女子では既に木下アビエル神奈川と日本生命レッドエルフが年間王者を決めるプレーオフファイナル(2月27日開催)への出場を決めている。 両チームはこのファイナルに向けて照準を合わせることになるが、ここに2月末から始まる国際大会WTT(カタール・ドーハ)のスケジュールがバッティングしているため、指揮官は頭を悩ませる。 神奈川の劉燕軍監督は「木原選手が2月末からの国際試合(WTT)に出る予定で、ファイナルに参加できるかが最後まで未定。これからの試合はそういう意味で難しさがあるので、できるだけ1試合1試合をテストとして、一番強いメンバーじゃなくてもいるメンバーで勝利していきたい。残りの4試合でみんなが試合に出て、残りのメンバーで最強になるのかを試す。全員にチャンスがある。」とコメントした。 木原美悠はWTTの予選から参加予定のため、Tリーグファイナルへの参加は現時点で未定。石川佳純はWTTの予選免除で本戦からの出場のため、Tリーグファイナルに出場した後、直後に中東へ向かう過密日程となっている。
浜本由惟、試合後コメント
<試合の振り返り> どの試合も緊張しましたが、勝てて良かったです。 <シングルスについて> 監督のアドバイスを聴いて、それをできたのが良かった。私は緊張すると力んでしまうので、いつも通り力を抜いて、練習のようにというアドバイスが良かった。 <練習でのシングルス、ダブルスの割合> ダブルスも練習しますし、シングルスも練習しています。半分半分くらいです。 <ダブルスでの長﨑美柚とのペアリングについて> (会見場の前を長﨑が通り)今、目の前にいるんですけど、美柚ちゃんはサーブもレシーブも上手いので頼りっぱなしです(笑)。 お互いに良く話し合ってやれている。チャンスも作ってくれるし、次がすごくやりやすいです。 <ファイナルに向けて> ずっとやってきたように1試合ずつ戦って行きたいと思います。