「八ツ祭り」チラシ（八ヶ岳コモンズ内）。（写真提供＝八ヶ岳コモンズ）

　「八ヶ岳コモンズ（旧清里小学校）」（北杜市高根町清里）の校庭で9月21日、「八ツ祭り（やつまつり）」が開催される。（甲府経済新聞） 【写真】　「八ヶ岳コモンズ」校庭 　「八ヶ岳という山に生きる人・山で汗を流す人・山を守る人など八ヶ岳を愛する全ての人でつくる八ヶ岳感謝祭」だという同祭り。繁忙期の夏を終え、地元民・移住者・観光客を含め、八ヶ岳ファンの全員が、楽しく、共に集うことができるような集いの場所を作りたいという思いから、「八ツ祭り」の原案が生まれたという。 　実行委員会のメンバーは、地域の昔を知る人の話を聞きに回り、「昔は祭りがいっぱいあった。ぜひ復活させてほしい」という声をたくさん聞いた。ただ、一方的に開催する「祭り」ではなく、「こんなことをやりたい・やってほしい」という思いを可能な限り取り入れ、「みんなで作る祭り」をコンセプトに盛り込んだ。 　当日は、焼きサンマの振る舞い（無料、300食限定）、八ヶ岳のレストラン・キッチンカーからの出店のほか、地元バンドのライブ、八ヶ岳ナンバーワンを決める腕相撲大会、「八ヶ岳産の豆を一番早く移し替えできるのは誰か？！　豆移し大会」、抽選会などの催しも行う。子どもには、射的などの縁日や、「ハンターから逃げろ！　逃走中ゲーム」「レーザー光線のサバイバルゲーム」などのアクティビティーを用意する。祭り終盤では、よさこい・盆踊りなどの参加型イベント、フィナーレには、賛同企業、個人協賛による「みんなで上げる花火大会」も予定する。 　実行委員会広報担当の渡邊リシアさんは「初めての開催でドキドキするが、参加する人、主催する人の垣根なく、全員が心から楽しめるような祭りにしたい。大工、シェフ、飲食店オーナー、デザイナー、アーティストなど、さまざまな職業のメンバーが技術を持ち寄って祭り準備を進めている。参加無料なので、参加してもらえれば」と呼びかける。 　開催時間は14時～20時。花火は20時ごろから打ち上げ予定。