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意外と知らない「トラック運転手」が寝る場所

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東洋経済オンライン

経済や生活を支える物流が危機を迎えている。長時間労働・低賃金をはじめ、長年、トラックドライバーの労働環境が改善されなかった結果、深刻な人手不足に陥り、「モノを運べない時代」が現実味を帯びてきた。 一方で、物流は人の目に触れる機会が少なく、社会全体でドライバーに正当な評価を与えなければ問題の解決は難しい。『ドライバー不足に挑む!』(輸送経済新聞社)の著者で、日通総合研究所の大島弘明氏と、『トラックドライバーにも言わせて』(新潮社)の著者でフリーライターの橋本愛喜氏が、ドライバーの実態などについて語り合った。 【写真】トラックドライバーを悩ます「荷待ち」

前回記事:「トラック運転手」その過酷すぎる労働の実態 ■ドライバーはどこで寝ているのか  大島弘明氏(以下、大島):トラックを見かける機会は多いですが、世の中にドライバーの1日はあまり知られていないですね。  橋本愛喜氏(以下、橋本):ときどきタレントがドライバーに密着するバラエティ番組が放送されていますが、実態とは違います。ドキュメンタリーのようなリアルを伝える番組があれば、ドライバーの日常に関心を持ってくれる人が増えるかもしれません。

 大島:長距離ドライバーがどこで寝ているかを知らない人は多いと思います。仮眠施設のあるトラック運送会社もありますが、それは一部で、多くは運転席後ろの寝台で寝ています。(ドライバーが乗車する)キャブも決して広いとは言えないですね。  橋本:近頃、メーカーが採用している大型トラックのショートキャブは、ドライバー目線で見ると、考え直してほしいと思うことが多々あります。仕様書には「ドライバーの皆さんの快適な仕事を考えてつくった」と書かれていますが、実際にいろいろな声を聞くと、本当にそうなのかと感じます。

 大島:荷室の長さを確保するため、ショートキャブ車は運転席の寝台を削ってキャブをコンパクトにしたトラックのことですね。  橋本:ドライバーは布団やシャンプーセットなどのほかに、カセットコンロ、炊飯器、電子レンジを載せている人もいます。車内は仕事をするだけでなく、生活する場でもあるので、キャブを短くすると載せられるものも限られます。車内で睡眠をとった後、朝の歯磨きはサービスエリアの専用スペースで済ませ、トラックに戻って自炊し、荷主のところに行く。ドライバーがこうした生活を送っていることはあまり知られていません。

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