金融相、貸金庫窃盗は大変遺憾 三菱UFJめぐり
加藤勝信金融担当相は13日の閣議後記者会見で、三菱UFJ銀行で貸金庫の管理者だった行員が顧客の金品を盗んだ問題を巡り「顧客の信頼の上で財産を預かる銀行で、こうした事案が発生したことは大変遺憾だ」と指摘した。金融庁は同行に対し、銀行法に基づく報告徴求命令を出す方針を固めている。 加藤氏は、三菱UFJ側で事実関係の解明や再発防止策が検討されるとして「適切な対応が行われるようしっかりフォローアップしていく」と述べた。 三菱UFJによると、2020年から24年にかけ、東京都内の2支店で約60人が被害に遭った。行員は金庫を無断で開けて金品を繰り返し盗み、被害額は時価十数億円に上る。