【シニア犬は要注意!】犬の熱中症は「梅雨明け」に急増! 大切な家族のために知っておくべきこととは?
気温が高くなる梅雨明け頃から熱中症に関するニュースも増えてきます。熱中症は屋外でなりやすいですが、室内にいるからといって油断はできません。 実際、室内にいて熱中症で倒れたといったニュースも見かけます。人間同様に、犬も熱中症になってしまうことがあるため、注意が必要です。そこで、この記事では犬の熱中症に焦点を当ててまとめました。 【画像】熱中症になりやすい犬種はいる?どうやって対策すべき?
犬の熱中症は5~10月頃まで要注意を
人間が熱中症の症状を感じ始める5月頃からは犬も同じように熱中症になりやすく、梅雨明け後の7月に最も数が多くなります。真夏を過ぎると熱中症になる数は減少していきますが、暑さが残る10月頃までは愛犬の様子に注意をしておくほうが良いでしょう。 ・短頭種は特に注意が必要 犬は暑いときに息をハァハァとすることで熱を逃がそうとします。ところが、遺伝によって気道が狭い短頭種は呼吸から熱を逃がすのが苦手です。 そのため、数ある犬種のなかでも熱中症にかかりやすい犬種といえます。短頭種とは、パグやボストンテリア、フレンチブルドッグなどです。ほかにも、寒い地域出身のサモエドやシベリアンハスキー、熱を吸収しやすい黒色の犬も注意してあげましょう。 ・体力が低下しているシニア犬も熱中症になりやすい 8歳以上のシニア犬は若い頃と比較して体力が低下しているため、体調が変化しやすいです。暑さはシニア犬にとって体調を崩しやすくなる原因にもなりますので、熱中症になる可能性も高まります。
犬が熱中症になる原因
愛犬が熱中症にならないように、原因を知っておくことが大切です。 ・高温多湿の場所での放置 熱中症は暑さだけが原因と思われがちですが、湿度の高さも原因になってしまうので注意しなければなりません。高湿度の環境では汗が蒸発しにくくなりますので、体内の熱を逃がせずに熱中症になってしまいます。気温とともに湿度もチェックし、風通しをよくしておくことが大切です。 ・気温が高い時間帯の散歩 気温が高い日の地面は、犬の足裏がやけどする可能性もあるほど熱くなっています。体に熱がこもってしまう原因にもなりますので、気温が高い日はできるだけ夕方遅くや夜などに散歩をするほうが無難です。 ・ペット保険に加入しておくと安心 気をつけていても、万が一のことがないとは言えません。動物病院の治療費は保険に加入していなければ高額になるケースもあり、ペット保険に加入しておくほうが安心です。 ただ、病気などになってから加入しようとしてもできない商品もありますので、健康なときに加入しておくようにしましょう。ペット保険には年払いと月払いがあり、保険料の目安は年額で約5万円、月額にして約4150円です。