佐野勇斗「佐野さんがハッとした明石家さんまさんの言葉って?」
自分が嫌いだと思う人ほど、気になっちゃう
今年立て続けに映画に出演し注目が集まる俳優、佐野勇斗さんが登場。 ――「苦手な人からも、学べることはあるはず!」というのは、とっても素敵な考え方ですね! ただ、どうしても「この人だけは苦手だなー!」と思う人と接さなくてはならない場面も時にはあると思うのですが、そんな時は佐野さんだったらどうすると思いますか? 【いい男に会いたい!】記事一覧はこちら! 佐野 えー! どうしても、ですよね? もう、顔も見たくない。喋りたくもないくらい苦手な人ですか?(笑) ――そうですね(笑)。そんな人がもしも現れたら、どうされますか? 佐野 ええ! どうするんだろう! (しばらく考えて)でも、逆に僕はそういう人は興味深いです。そんなに自分が「嫌だ」と思うってことは、「この人はどういう生き方をすればそうなるんだろう」って気になります。何か過去にきっかけとなる経験があったのか、人間関係でトラウマがあるのか、とか。理由がわかれば、自分にとってもその後付き合いやすくなるでしょうし! ――では、逆に自分から積極的に接しにいくかもしれないということですか? 佐野 そうかもしれないです。逆にすごく気になりますね。「僕はなんでこの人のことが、こんなに嫌いなんだろう?」って、自分自身に対する疑問も生まれると思います。
僕も自分の思いを言葉するのが苦手なタイプなんです
――頑張ったけれど、どうしても上手くいかなかった仕事、満足のいく結果にならなかった仕事に直面してしまった時に、佐野さんはどうやって次に向けて自分の気持ちを作っていくようにしていますか? 佐野 この仕事をしていると、そうやって落ち込むことはよくあります。 実は明石家さんまさんが以前、「自分に期待をしすぎないこと」と仰っていたのを聞いて、それからは「自分、こんなもんやろ~!」と、自分に言うようにしています。自分に期待しすぎると落ち込んじゃうこともあると思うので、「ま、こんなもんか」くらいに思っておく。 満足のいく結果でなくとも、むしろ自分の中で「よく頑張った」と言って、自分を許すことが大切な気がします。正直、僕は自分に厳しいタイプだと思うので、「うわ~、まじか。こんな感じか……」とか、「全然自分の思い通りにいってないじゃん」なんてことはしょっちゅうあるんですけど、そこで自分を許すこと。「今こうやっていい経験ができたから」と考えて、それを糧に、失敗はバネにして「次、頑張ろう!」と思うようにしています。ある意味、ポジティブなのかもしれないですね!