額賀氏、議長を退任 「重責1年」協力感謝 茨城
衆院の額賀福志郎議長は9日、衆院解散に伴い退任した。額賀氏は退任の記者会見で「重責を担った約1年、海江田副議長らの協力をいただいて何とか国会運営を行うことができたことをありがたく思う」と述べた。 額賀氏は2023年10月、体調不良を理由に辞任した細田博之氏の後任として衆院議長に就任。現憲法下では衆参を通じ、茨城県選出議員で初めて議長となった。在職日数は356日だった。 会見で額賀氏は「安定的な皇位継承策や地震の被害状況の視察、インドへの公式訪問などに力を入れて取り組んだ」と述懐した。皇族数確保策では、女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案について「(衆院)選挙後の国会の中で、すぐに法律を変えて臨まなければならない課題も出てくる。方向性も整理しなければならない」と、早期の意見集約の必要性を指摘した。
茨城新聞社