モデル・高山都「結婚はしたい。でも、年齢はただの通過点だから焦らない」失恋を経た今の結婚観【短期連載第4回】
爽やかなオトナの雰囲気漂うファッション、ライフスタイルに注目が集まる、モデル・女優の高山都さん。挫折や迷い、変化があるたびに立ち止まっては、自分と向き合う姿を包み隠さず表現する高山さんに共感する人も多数! 連載第4回目は、貴重な恋愛談(後半)をお届けします。 最新【話題のあの人】などの記事一覧はこちら
「友達と開いた誕生日会では、主役なのに幽霊みたいな状態でした(笑)」
「クリスマスの朝もささいなケンカから口論になりました。当時のわたしは、簡単にあやまれない人間だったんですよ。だから彼から『もう別れよう』と言われても『え、うそでしょ』『またそうやってすぐ言う』という風に、返してしまって。どうやら彼が本気ということがわかり、どうにかやり直せないかなと思ったんですけど、どうしても『だって、あなただってこうでしょ』と売り言葉に買い言葉になってしまって話が全然進まなくって。今振り返るとあのときは本当にわたしも『だって、だって』ばかりでダメだったなぁと思います。まさに“しくじり先生”みたいですよね(笑)。 で、結局2日後のわたしの誕生日に別れることになって、翌日に約束していた仲間内で集まる誕生日会には、もう涙でぼろぼろになりながら参加したのをすごく覚えています。主役なのにまるで幽霊みたいに存在感がなくって、友達は腫物を触るような感じで慰めてくれました。これがわたしの悪夢のクリスマス大事件です。ちょうど丸4年経ち、友達と『あのときは大変だったよね~』と、笑い話にすることでようやく自分の肥やしにもなりました」
「恋愛相談で大切なのは、自分の意見を押し付けないこと」
それはかなりの大事件でしたね。「わたしの場合は詰めなきゃよかったんですよ(笑)。彼は彼のペースで本当は考えていたみたいだから、見守っていればよかったんだと思います。そんな痛手を負ってからは、決めるのは全部自分。まわりの『こうしなよ』というアドバイスを容易に信じるのはやめようと思いました」 今は限られた友人だけに恋愛相談をするようになったという高山さん。「最終的に『決めるのはあなただから』と言ってくれる、押し付けない人がいいんですよね。そうすると誰かのせいにせず、ちゃんと自分で決めて前に進めるようになります。あと、悩んでいる人がいたら意外と『え、何それ!?』というような180°違うアドバイスをするのはおすすめです。その場では思わず笑ってしまうけど、でもそれって視野が狭まっている本人からしたら、目線を変えるいいきっかけにもなる。実際に、わたしの友人がそう言って逃げ道の選択肢を作ってくれるんです。わたしも誰かが悩んでいたらそんなアドバイスができるようになりたいと思っています」