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市民主導の芸術祭がコロナの時代に提示する「見なれぬ景色」。7月から開催の「東京ビエンナーレ2020」の概要が発表

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美術手帖

 東京都心北東エリアの千代田区・中央区・文京区・台東区の4区を中心に、7月12日より57日間にわたって開催される「東京ビエンナーレ2020」の概要が発表された。公共空間や学校施設、寺院会堂、 歴史的建造物、公開空地などを利⽤し、会期は9⽉6⽇までの57日間。  東京ビエンナーレ2020は、総合ディレクターを中村政人と小池一子が務め、一般社団法人東京ビエンナーレが主催する民間事業。これまで、「アーツ千代田3331、HOW TOKYO BIENNALE? 東京ビエンナーレ2020計画展」(2019年10月12日~11月4日)を始め、プレ展示やイベントを開催してきた。  4月初旬現在においても新型コロナウイルスの感染拡⼤が収束を⾒せず、オリンピック2020年東京⼤会の延期も決定するなか、アートだからこそこの状況に向き合い、数多くの「⾒なれぬ景⾊」を提⽰したいとしている。  芸術祭のテーマは「⾒なれぬ景⾊へ―純粋×切実×逸脱―」。このテーマについて、総合ディレクターを務める⼩池⼀⼦は以下のようにコメントする。「東京の街の中で何かが起こること、それを起こすのはアートだ、ということを告知するキャッチ・フレーズが『⾒なれぬ景⾊』です。 すでに存在している都市の街並みに思わぬ仕掛けを突きつけて、あ、この景⾊の変化は何だ? と思わせるのはアーティストの仕事。また意識もせずになじんできた通り道に違和感を感じたら、それがアートの仕業だったということも起きるでしょう。⽇常の空間や景⾊を新しい⽬で⾒て未来へつなぐ、今からやり直せることを発⾒する。この厳しい夏だからこそと、 アートへの強い願いをこめています」。  参加作家の第1弾として発表されたクリエイターは以下の29組。池⽥晶紀、伊藤ガビン、宇川直宏、川村亘平斎+宮本武典、グランドレベル(⽥中元⼦+⼤⻄ 正紀)、栗原良彰、佐藤直樹、⽵⽥昌義+中⽥理恵、⾼⼭明、⽴花⽂穂、椿昇、津村耕佑、 遠⼭正道、内藤礼、中村政⼈、⻄尾美也、⻄原珉、⻄村雄輔、⻑⾕川逸⼦、畠⼭直哉、藤浩志、 宮永愛⼦、村⼭修⼆郎、柳井信乃、⼭縣良和、⼭崎亮、リー智⼦、commandN。  さらに、公募プロジェクト「ソーシャルダイブ」で選ばれた国内の20組が以下。鶯⾕ベル・エポック、久村卓、佐藤史治+原⼝寛⼦、鈴⽊真梧、スタジオバッテリー、 セカイ+⼀條/村上/アキナイガーデン、⾼畑早苗 & Creative Kids Club ⼈形町、太湯雅晴、 2.5 architects(森藤⽂華+葛沁芸)、東京アルプス、ときめき運送営業所、藤原佳恵、Placy、BKY+銭湯⼭⾞巡⾏部、Hogalee、MMIX Lab、⾨⾺美喜、野営、⼭中カメラ。  加えて、世界を対象に公募し、約1500⼈の応募から選ばれた12組が以下となる。フィオナ・アムンセン(ニュージーランド)、ロシリス・ガヒード(ブラジル)、ペドロ・カ ルネイロ・シルバ(ブラジル)、ダフナ・タルモン(イスラエル)、クレイ・チェン(シンガ ポール)、ティン・ティン・チェン(台湾)、陳⾶豪 フェイハオ・チェン(台湾)、マルコ・ バロッティ(イタリア)、アリーナ&ジェフ・ブライアミス(アメリカ)、ケレム・オザン・ ベイラクタル&ブスラ・トゥンク(トルコ)、マイケル・ホーンブロー(ニュージーランド)、 ヒドゥル・エライザ・ヨンスドッティル(アイスランド)。  以上のアーティストや作家が、「東京」を舞台にアクションを起こし、歴史や⽂化、多様な価値観に光を当てるアートプロジェクトが展開する。  なお、同芸術祭の実行委員会によれば、本芸術祭開催にあたり、新型コロナウイルス感染症の情報に細⼼の注意を払い、専⾨家の意⾒を仰ぎながら、 具体的な感染防疫対策をしていくとしている。また、会期・会場等が変更になる場合もあるので、詳細は同芸術祭ホームページなどで確認してほしい。

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