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マンガは横読み?縦読み? 韓国発〝読まれ方〟が覇権握るか

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 マンガは横読みか、縦読みか―。右から左へと横に読み進めることが一般的なマンガ大国・日本で、マンガの読まれ方に大きな変化が訪れつつある。スマートフォンの普及にともない電子コミックが定着した近年、画面をスクロールし縦に読み進める韓国発の「ウェブトゥーン」が多く流入、若者の支持を集めている。『鬼滅の刃』が大ヒットしたように、コンテンツの質、数ともに世界トップレベルを走ってきた日本で、マンガの読まれ方はどう変わるのか。世界で勢いを増す縦読みマンガが、グローバルスタンダードを握るような状況になるのだろうか。(共同通信=高津英彰) ▽日本のマンガと大きな違い    日本では、出版科学研究所の統計で、2019年の電子コミック(マンガ雑誌を含む)の販売金額が2593億円(前年比29・5%増)に上り、紙の販売金額を上回った。マンガをスマホやタブレットなどの端末で読む文化がすでに定着し、電子コミックはいまや出版社にとって紙の不振を補う収益上の柱となっている。

 スマホの急速な普及を背景に、この数年で数々のマンガアプリがリリースされた。今では紙で発刊されたマンガ雑誌やコミックを電子化するだけでなく、アプリ発のオリジナル作品も多く誕生している。出版社以外の参入も相次ぎ競争が激しさを増す中、特に勢いを見せているのが韓国発の縦読みカラーマンガのウェブトゥーンだ。日本国内で、マンガアプリとしてダウンロード数や販売金額で1位と2位を争う「LINEマンガ」や「ピッコマ」での人気作品はウェブトゥーンが多い。  ウェブトゥーンはスマホ端末で読まれることを前提に作成され、日本のマンガとは表現方法でも大きな違いがある。単にページを縦に並べるだけでなく、コマ割りや、そもそもページという概念がない。コマをつなげ日本のマンガでは考えられないほど縦長にし、スピード感や躍動感を表現したり、間を取ったりする。  日本のマンガは出版文化の隆盛とともに発展し、雑誌に載ることを前提に表現方法が磨かれてきた。1ページ内を右から左に、そして上から下に読み進められ、印象づけたい場面では2ページをつなげ「見開き」を作る手法などが生み出されてきた。読者の目線の動きに合わせて、キャラクターが左に行けば前に進む表現になり、右に行けば後退する表現にもなる。読み進められ方がキャラクターをどう動かすのかにも影響してきた。

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