楽天ドラフト2位の環太平洋大・徳山一翔、力投で逆転サヨナラ勝利呼ぶ【明治神宮野球・大学の部】
◇23日 明治神宮野球大会大学の部準々決勝( 環太平洋大2―1早大(神宮)延長10回タイブレーク 楽天がドラフト2位指名した環太平洋大のMAX153キロ左腕・徳山一翔投手(鳴門渦潮高出)が先発し、ど根性の力投で延長10回を1失点で投げ抜き、逆転サヨナラ勝利を呼び込んだ。 0―0のまま延長タイブレークに突入。10回に1点を勝ち越され、なお2死二塁で同じく楽天が5位指名した早大・吉納翼外野手(東邦高出)を打席に迎えた。1球目を投げた後にバランスを崩し、2球目を投げた後には顔をゆがめ、左ふくらはぎを押さえた。その後、左脚を伸ばす動きをして続投。吉納を見逃し三振に仕留めた。 その裏に味方が2点取って逆転サヨナラ勝ち。徳山は歓喜の声を上げながら仲間と抱き合った。 来年からチームメートとなる「3番・右翼」の吉納に対しては、第1打席で左翼線二塁打を許したが、その後の打席は無安打、3三振と抑え込んだ。「2番・遊撃」だった日本ハム5位の山県秀内野手(早大学院高出)は9回まで無安打に抑えていたが、延長10回に一時勝ち越しとなる犠飛を打たれた。 徳山は21日の名城大戦には3番手で登板し、4イニングを無失点に抑え、70球を投げていた。中1日で10イニング、135球を投げ、5安打1失点(自責0)、10奪三振の力投だった。
中日スポーツ