救急搬送時の直通電話遮断問題で鳥取市の深澤市長が「遺憾」病院側の対応非難「患者の命を危険にさらした」
山陰中央テレビ
鳥取県立中央病院が、救急搬送時に使う東部消防局との直通電話の電源を無断で切っていた問題で、東部消防局の管理者である鳥取市の深澤市長が29日の定例会見で改めて病院側の対応を非難し、遺憾の意を示しました。 鳥取市・深澤市長 遺憾であるということと、こういった事がないようにお願い、申し入れしている。 この問題は、鳥取県立中央病院の救命救急センターが2024年9月、救急搬送時に使う直通電話の3回線のうち2回線を消防側に伝えず遮断したもので、鳥取市は11月25日に病院に対し、書面で適切な対応を求める申し入れをしていました。 29日の定例会見でこの問題について問われた深澤市長は「生命に関わる可能性もあったので、まさに対応に問題があったと遺憾である」と述べ、回線が遮断されていた半日あまりの間に患者の容体が悪化するような事案はなかったとする病院側の説明に対して、「あくまで結果論であり、患者の命を危険にさらしたことに変わりはない」として改めて病院側の対応を非難しました。 その上で今後は、直通の電話回線が常に決められたように機能するよう求めました。
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