大阪府・吉村知事が定例会見8月18日(全文5)ロナプリーブ集中的に使うべき
出口戦略の策定時期は
大阪日日新聞:すいません、出口戦略のことについて伺いたいんですけれども。今は感染拡大期ということで、策定というのはまだ少し先になるかと思うんですが、策定の時期といいますのは、現在も9月12日まで宣言のほうが延長されているかと思うんですけれども、少なくともこの策定っていうのは宣言解除以降の時期というのを知事の中では、目安としては、イメージとしてはお持ちでしょうか。 吉村:いや、僕は宣言中でもやるべきだと思っています。宣言そのものの効果もいろいろ疑問視されている中ですから。ただ、やっぱりピークアウトをしたなと思える状況じゃないと、その状況になればそっち側の話も詰めていきたい、発表して詰めていきたいと思っています。今はやっぱりピークアウトすら見えない、日々上がっている、今日も2000を超えている、全国的にも増えているという状況ですから、今はなんとかこの感染を抑えなきゃいけない時期で、あまり出口、出口というのも違うんじゃないかなと思っています。 大阪日日新聞:ありがとうございます。 司会:よろしいですか。そしたら一番後ろ。
国への要望の中身を具体的に知りたい
Lmaga.jp:エルマガジンの岡田です。カクテル療法に関してちょっと確認とお考えをお聞きしたいんですけれども、国のほうに、外来に関して要望を出されるということでしたけれども、もうちょっと具体的に何を出されるのかっていうのを。外来だけなのか、ほかにもあるのかっていうのを教えていただけますか。 吉村:まず外来に絞ってお願いをしようと思っています。基本的には、もう僕はずいぶん前から言ってますけど、これを自宅療養と宿泊療養に使えるようにすべきだというのが基本的な考え方です。重症化を防ぐとなって、7日以内とかいろんな制約を考えたら、入院というよりはやっぱりこれを自宅とか宿泊療養の人に早めに打つっていうのがこの薬剤の使い方だろうと思っています。 そしてなおさら感染が拡大期に入ってくると、中等症病院、軽症・中等症病院が、比較的重たい方が入院されるようになってくるので、つまり時期が過ぎた人とか、いきなり重症の人とか、いきなり中等症の重たい方とかがどんどん、これは増えてくるという時期に、ロナプリーブがどんどん積極的に使われる場っていうのは、軽症・中等症病院が逼迫してくるとなかなかそういう場面になってこないと思うので、今のうちにこの短期入院型の病院、これは今の病床が逼迫しないっていう前提で、そういった病院を選びながら、こっち側に力を割けるところにできるだけやってもらうと。 だから中等症とか重症とか重たいところをやるところというよりは、そうじゃないところに僕はこれを指定していって、役割分担をしながら、ある程度医療が逼迫してきても継続できるような医療機関についてお願いしたいと思っていますが、一般論、ただ、全体としてやっぱり感染が増えてくると病院には重たい人が入ってくるので、本来は、このロナプリーブはおそらく軽症と中等症、宿泊とか自宅で早く使うっていう、病院で重症になる人を早く防ぐっていうところに使わなきゃいけない薬剤だと思っています。 なので、この2つのパターンを今回はつくってやるんですけど、もう1つはやっぱり外来ですよね。自宅療養者に今使うすべは実質ないです。なので、僕は、最終的には往診でやるというのが1つの方法やと思っているんですけども、まずは外来で突破できればその道が開けてくるし、外来でいくと医療機関の中でやりますので、これは、医療機関には設備がありますから、そういった意味で。ただ、入院っていう話になってくると、短期入院の仕組みではつくりましたけど、入院せずとも外来でやれば医療機関の負担もやっぱり少なくなるので、そこでできれば一番いいかなと。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見8月18日 全文6に続く