実はたった一つ違うだけ!? 「コカ・コーラ」と「ペプシ」の違いを解説
ペプシとコカ・コーラではどちらが優れたソフトドリンクかということには、人ぞれぞれ見方がある。コークのファンにペプシを出そうものなら、おそらく皮肉たっぷりの顔が返ってくるだろう。 それはインターネットが、あらゆる種類のおかしなルールや不必要な分断を信じるおかしな世界だからだ。 【写真】知っておこう、肌に良くないドリンク、ワースト7 ジャファ・ケーキ(Jaffa Cake=オレンジのゼリーを挟んでチョコでコーティングしたお菓子)はケーキかビスケットか? 『トワイライト』シリーズならエドワード派かジェイコブ派か? チョコレート・ダイジェスティブ・ビスケットのチョコはビスケットの上についているのか下についているのか? 実にくだらない理由があるから議論はおもしろい。 が、あるドリンクを2派に分断しているのは、取るに足らないトピックだけが理由ではないのだ。 作家のマルコム・グラッドウェルは、2つの味がある人たちにとってはとんでもなく違うのはなぜなのかを解明し、議論に決着をつけようと決意。2005年に『Blink』で、ドリンクそれぞれを深く探り、片方をより好む人がいる理由について書いた。
グラッドウェルによると、ペプシにはシトラス風の味がある一方、コークはバニラやレーズンのフレーバーでかなり甘め。彼が2つの缶のラベルと原材料のリストを比較すると、ペプシにはコークには含まれていない、ある一つの材料があることがわかった。 それはクエン酸だ。 そう、このよくある材料はフルーツ由来で、Tangfastics(ハリボ)やシュワシュワするストリング状のお菓子のような甘酸っぱい味のものによく使われる。それだけだと顔をしかめるような酸っぱさで、甘いものにも塩気のあるものにも酸味を加えるのに用いられる。このクエン酸が加えられていることで、より爽やかでバランスが取れた味になっているペプシを好む人がいる一方で、より甘くデザートのようなバイブスのコークを好む人がいるのだ。すごくシンプル!
それ以外は、2つのドリンクの原材料リストはまったく同じで、炭酸水、砂糖、キャラメルE150b(色)、リン酸、天然風味料だ。 だから、今度、友だちがコークじゃなくてペプシしかないからお店を抜けると脅した場合は、このエピソードを伝えてあげよう。 ※この記事は「Delish」UK版を翻訳しました。
Translation: Mitsuko Kanno