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アカウミガメの産卵 千葉・鴨川で今年初観測

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オーヴォ

 今年は年明けから新型コロナウイルスに振り回され、季節の変化をのんびり観察する余裕はなかった。だが世界各地で経済活動が止まった結果として、街中に動物が現れたり、運河の水がきれいになったりという報道が相次いだ。自然は人間の慌ただしさをよそに、しっかり季節を回している。千葉県鴨川市でも、今年初めてのアカウミガメの産卵を確認したそうだ。  千葉県の海岸では、毎年6月~8月にかけてアカウミガメの産卵が確認されている。鴨川シーワールド(グランビスタ ホテル&リゾート・東京)が海岸の調査を行ったところ、6月12日の早朝、東条海岸でアカウミガメが産卵のために砂浜に上陸した痕跡を確認。その後、ウミガメ卵の採捕許可を持つ専門の係員が産卵場所の調査を行い、約30㎝の深さの砂の中にアカウミガメの卵を確認した。今のところ波による影響が少ない場所で産卵が行われていたことから、周辺に保護柵を立て、しばらくの間、卵の安全を見守っていく予定だという。  アカウミガメは、生息環境の悪化(産卵地の減少や海に漂うビニールゴミの誤食など)により、生息数は年々減少傾向にあると考えられている。日本はアカウミガメの主要な産卵場所で、千葉県はアカウミガメが毎年産卵にやってくる北限域にあたる。1回の産卵数は80個から140個ほどで、卵はピンポン玉に似ている。ウミガメの子どもはおよそ2カ月後に砂の中でふ化し、ふ化後数日から1週間かけて地表に出て、海に旅立つ。