世界一のパエリア職人が3年ぶりの来日!パエリア専門店「ミゲル フアニ」各店で交流イベント
世界No.1のパエリア職人、パコ・ロドリゲス氏がプロデュースするパエリア専門店「MIGUELy JUANI(ミゲル フアニ)」。同店で3年ぶりにパコ・ロドリゲス氏本人の来日が決定し、現在、国内各店舗で交流イベントを行っている。開催店舗のひとつである「ミゲル フアニ 新宿タカシマヤ店」で、本人を直撃した。 【写真】各店スタッフに直接指導するパコ氏 スペイン・バレンシアに本店を持つ「ミゲル・イ・フアニ」は、2014年「スエカ国際パエリアコンテスト」、2018年「ガンディア国際フィデウアコンクール」など数々の国際的な賞を受賞する地元の超人気店。そのキッチンを担当するパコ・ロドリゲス氏がプロデュースするレストランブランド「ミゲル フアニ」は、2015年に新宿タカシマヤ店をオープンし、現在は国内に6店舗を展開している。 久しぶりの日本を「3年ぶりだけれど初来日の時と同じ、スペインの本場の味を日本の皆さんに味わっていただきたいという気持ちは変わりません」とパコ氏。おすすめのメニューは「バレンシア風パエリアがおすすめです。魚介のパエリアやトルティージャもおいしいですよ。僕自身はすべてのメニューが好きなんですけど(笑)、どのパエリアもお米が具材の旨みを吸収し、その食感や残ったおこげのおいしさがとても重要です。パエリアは具材よりもお米がメインの料理で、皆さん最後のひと粒まで残さず食べますから」という。 本国でのパエリアは「お祝い事や仕事相手との会食など、さまざまなシチュエーションで食べられる料理ですが、メインはランチですね。家庭料理としては、パーティーなどでみんなが集まった時にその家の男性が腕を振るいます。今はお店で買うことも多いですけど、パエリアは家庭ごとに代々伝わるレシピがあって、作り手の男性が誇りを持てる伝統料理なんですよ」と教えてくれた。
編集部は早速、おすすめの「バレンシア風パエリア」を試食。パエリア発祥の地であるバレンシアでは、パエリアは猟師が山で取れたもので作る郷土料理だそうで、具材には鶏手羽先、兎肉、エスカルゴ、モロッコいんげん、白いんげん豆を使っている。注文してからひと皿ずつ調理し、待つこと20~30分ほど。やってきたパエリアは、薄く敷き詰められたお米がクリスピーに炊き上がり、たくさんの具材が並んでいる。ひと口食べると、具材の旨みをたっぷり吸ったお米が得も言われぬ味で、特に野生味のある兎肉が意外なほどおいしい。最後に底に残ったおこげをスタッフがこそげ落としてくれるのだが、香ばしさと濃縮された旨みが最高! 最後にパコ氏は、日本のファンに向け「日本に自分の料理を広めることができてとても誇りに思っています。日本の皆さんが本場のスペイン料理を味わって、少しでもスペインにいるような気持ちになっていただけるとうれしいです。日本のミゲル フアニだけでなく、もしよかったらスペインやバレンシアにも遊びに来てください」とメッセージを送ってくれた。 本場スペインのパエリアを伝えるパコ・ロドリゲス氏の交流イベントは25日(土)11時~15時「ミゲル フアニ 三井アウトレットパーク横浜ベイサイド店」、16時~21時「ミゲル フアニ マリン&ウォーク ヨコハマ店」にて。パコ氏から直接指導を受けた「ミゲル フアニ」各店舗のパエリアにも注目だ。