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白銅、工場の自動化・省人化推進。新設備導入、人員効率を3割向上

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鉄鋼新聞

 非鉄流通大手の白銅(社長・角田浩司氏)は、工場の自動化・省人化を推進する。今期も2~3億円を投じ、神奈川工場や滋賀工場に検査や梱包に関連する設備などを追加導入。2018年度末比で生産量当たりの人員効率を3割向上させる。  白銅は、数年前から雇用条件や労働環境を見直すなどして製造現場の人材確保に努めている。一方で半導体・液晶製造装置業界の市場拡大に対応するため、生産能力は14年度末比で1・3~1・8倍に増加するなど製造現場の作業負担も増している。こうした中で、白銅は人員確保と並行して現場の省人化を進めることで受注の強化を図ってきた。この数年間は、自動切断機などの自動化設備やフライス加工機といった省力化設備を相次いで導入し、製造現場の省人化を目指している。  工場の自動化を進める白銅の角田浩司社長は「この数年間取り組んできた現場の省人化を、今期も一段と加速させる。現在、検査や梱包の分野に人員が多く割かれているため、ここの自動化は費用対効果が高い。同じ生産量であれば、2年後には18年度末比で人員を3割減らせるようなイメージを描いている」と今期の見通しを示した。主力の神奈川工場や滋賀工場を中心に設備を追加導入して、目標の達成を図る考えだ。今期の設備投資/額は8億超  白銅は今期の設備投資額を8億7700万円と予想している。工場の自動化投資に2~3億円を投じるほか、フライス加工機など生産設備に2~3億円、白銅ネットサービスのシステム強化に1~2億円を投資する。白銅ネットサービスへの投資については「機能性の向上でお客さまの利便性のアップにつながる投資を実行する。ソフトウェア開発などが中心になるだろう」(角田浩司社長)とした。  このほか、神奈川工場と滋賀工場では今年度中にISO14000シリーズの取得を目指す。すでに両工場ではJIS―Q―9100を取得済みだが、環境ISOを取得してESG経営を実行するとともに、航空宇宙分野での需要拡大につなげる考え。