岩田康誠騎手 スマホ不適切使用で30日間騎乗停止「音楽はOKだと思っていた」
JRAは15日、岩田康誠(50=フリー)に対して30日間(開催9日間)の騎乗停止処分を科したことを発表した。前日に中京で騎乗した後、京都への移動中に通信機器(スマートフォン)の不適切な使用が確認されたため。この日、京都での7鞍は全て騎手変更となり、朝日杯FSのダイシンラーは横山典に乗り替わりとなった。 京都競馬場で質疑応答に応じた美浦トレセンの赤井誠公正室長は不適切使用について「YouTubeの視聴があった」とし、ミュージックビデオを再生して音楽を聴いていたことが判明。「YouTubeに関してはコメント投稿機能がある。原則、コメントのやり取りができるアプリは使用を禁止にしている」と説明。京都到着後、調整ルームの職員からYouTube使用の報告があり、15日午前6時過ぎの調査で動作確認が取れたため、即日で処分することが決まった。 JRAは騎手に対して必要に応じタブレットを貸与している。岩田康もタブレットを持参していた。「(節内の移動中に)自分自身のスマートフォンに関しては交通手段に関するアプリは認めているが、動画や音楽を視聴する場合はタブレットでの使用を以前から指導している。本人は音楽はOKだと思っていたとのこと。悪意があったという見方はしていないが、ルール違反はあった」と説明した。