BMW新型「8シリーズ」がすべて「Mスポーツ」顔になって再登場 光るキドニーグリルもオプションで選択可能
「8シリーズ」全車がすべてMスポーツ顔になった
BMWは2022年1月26日、マイナーチェンジした8シリーズを発表した。ボディタイプはこれまでと同じく、2ドアクーペと4ドアクーペのグランクーペ、2ドアオープンのカブリオレという3タイプとなっている。 【画像】Mスポ顔になった「8シリーズ」を見る(24枚)
●フロントデザインが変更 今回のマイナーチェンジのトピックは、フロントデザインの変更だ。この新型8シリーズは、すべてのモデルにMスポーツパッケージが標準装備されるようになった。また、ブルーで塗装されたMスポーツ・ブレーキシステムも標準装備化されている。 さらに、U字型のプロファイルを持つデザインに変更された「アイコニック・グロー」キドニーグリルには、ウォーターフォールと名付けられたイルミネーションを装備。ドアを開けると点灯するほか、ドライバーがマニュアル操作でオン/オフを切り替えられるようになっている。 ボディカラーには、「スカイスクレイパー・グレー・メタリック」と「サンレモ・グリーン・メタリック」、「Mポルティマオ・ブルー・メタリック」、「Mインディヴィデュアル・フローズン・タンザナイト・ブルー・メタリック」という4色が新たに追加された。 ホイールはオプション設定されている20インチサイズに、新デザインのMライト・アロイ・ホイールを追加。また、8気筒モデル用として、20インチのMパフォーマンス・ライト・アロイ・ホイールも新たに用意されている。
マイナーチェンジでコックピットはどう変わった?
インテリアでは、マルチファンクションボタンとパドルを備えたMレザー・ステアリングや、アンスラサイトカラーのMルーフ・ライナー、ステンレス製のMペダル/フットレスト、専用フロアマットが標準装備化された。
6気筒エンジン搭載モデルでは、これまで「M850i」シリーズのみに標準装備されていたマルチファンクション・シートが追加され、またコントロールディスプレイは、これまでの10.25インチサイズから12.3インチサイズへと拡大されている。 ●いまのうちにエンジンモデルを楽しみたい 搭載されているエンジンは、4.4リッターガソリンターボV8と3.0リッターガソリンターボ6気筒、3.0リッターディーゼルターボ6気筒という3種類で変更はなし。 N63B44D型V8エンジンの出力は、これまでと同じく390kW(530ps)だ。しかし3.0リッターガソリンターボエンジンは245kW(333ps)と、これまでの250kW(340ps)よりもわずかにパワーダウンしている。 3.0リッターディーゼルターボエンジンは250kW(340ps)と、こちらはこれまでの235kW(320ps)よりもパワーアップ。この違いは、欧州仕様車と日本仕様車の違いなのか、あるいは環境性能を向上させるためのものなのか、詳細は現在のところ不明だ。 日本への導入時期なども、現段階では不明。これらの情報も含めて、詳細が判明したら、またお伝えしたい。
塩見誠