卓球女子で20歳の大藤沙月が台頭 世界ランク125位→8位でロス五輪代表争いへ殴り込み
今後も世界のトップクラスとの対戦が続く。WTTファイナルではシングルス1回戦で伊藤を下したが、続く準々決勝ではベルナデッテ・ソクス(ルーマニア)にストレート負けした。6年ぶりの顔合わせということで、ほぼ初対戦。終始相手にペースを握られていた印象で、「サーブに全然対応できなかった」と悔しがっていた。
大藤の武器は坂本コーチの指導受けた鋭いサービスに加え、「バックハンドでも強打を打てるのが強み」だとアピールする。これからは中国勢を筆頭にライバルたちの研究も進む。これにどう対抗していくか。「世界ランク5位、4位を目指す。そうすれば、オリンピックも見えてくる」と青写真を描く20歳の挑戦が興味深い。(牧慈)