【JR九州】運休続くクイーンビートル 再開断念も選択肢の一つ「浸水箇所の改修は技術的に難しい面がある」
FBS福岡放送
博多と韓国・釜山(プサン)を結ぶ高速船「クイーンビートル」の浸水隠ぺい問題で、JR九州が運航再開を断念し、日韓航路から撤退することも含め、検討していることが分かりました。
JR九州の古宮洋二社長は13日、運休が続く「クイーンビートル」の今後について言及しました。 ■JR九州・古宮洋二 社長 「運航再開を考えているというか、いろんな選択肢がありますということです。(再開断念も)いろんな選択肢がある中の一つとしてはあるかもしれないが、今の時点で会社としては決めていない。」
JR九州の子会社、JR九州高速船は、博多と韓国・釜山を結ぶ「クイーンビートル」の船首部分への浸水をことし2月に把握しながら、その後もおよそ4か月間、運航を続けていました。 8月に国の抜き打ち検査で不正が発覚し、現在も運休が続いています。 古宮社長はこれまで、運航再開を目指すと話していました。しかし、ハード面などの対策ができない場合は運航再開を断念し、日韓航路からの撤退も含め検討していることを13日、明らかにしました。 「船体の浸水箇所の改修は技術的に難しい面がある」として、運航再開へのハードルが高いことを示唆しています。