児童手当の使い道は教育資金? それとも子どもの習い事?
中学校終了までもらえる児童手当。子どものうちはいろいろなものにお金がかかりますが、児童手当を生活費などに、なんとなく使っている家庭も多いのではないのでしょうか。児童手当の使い道にはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。
児童手当とは
そもそも児童手当とは、子育て中の世帯を対象に、お住いの市区町村から支払われる手当のことです。児童手当は子どもの健やかな成長や、子育て中の家庭の安定のためのもので、対象となる児童が0歳から15歳を迎えて最初の3月31日まで支払われます。 つまり、生まれてすぐに手続きを行っていれば、生まれた日から中学校卒業までもらうことができます。児童手当は、家族構成や所得、子どもの年齢によって支給される金額が変わってきます。手当が支給される最初の段階で、計画的な使い道を考えておきましょう。
生活の補助として使う
子どものうちは生活していくための衣服費や食費など、なにかとお金がかかります。子どもが0歳児であれば、おむつ代やミルク代が日々必要になり、消耗品はいくつあっても困らない状況です。 また、赤ちゃんは成長速度も速く、洋服もすぐに着られなくなってしまうため、衣服代などにもお金がかかってしまいます。 日々の生活が苦しく、子どもが質素な暮らしをしている場合は、とても安定している暮らしとはいえません。児童手当は、子どもが充実し、安定した暮らしをするために支給される手当でもあるので、生活費の補助として使用するのも使い道の一つです。
教育資金として貯蓄する
子どもが大きくなっていくにつれ、教育資金もたくさん必要になってきます。貯蓄して、子どもを大学まで進学させるための資金として貯めておく使い方もいいでしょう。 銀行口座にそのまま貯蓄するのもいいですが、ジュニアNISAなどを利用すれば、18歳まで年間80万円までは非課税で運用することができるため、運用に回しながら貯蓄を増やせるかもしれません 。 ただ、ジュニアNISAで運用する場合は、NISA口座を開設した子どもが18歳になるまでは払い戻しできないので注意が必要です。しかし、生活資金に余裕がある場合は元々の児童手当の元金に利益分がプラスとなるため、児童手当の賢い使い方の一つといえるでしょう。