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「ハケンの品格」で輝いてる大泉洋。三谷幸喜の舞台ではジミな裏方役を…

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 大泉洋はこの荒れ果てた世界の救済者である。最近、しみじみそう思っている。  まずは「ハケンの品格」(日本テレビ系 毎週水よる10時から)。スーパーハケン・大前春子(篠原涼子)が派遣先の会社で大活躍するドラマ。正社員という既得権益にしがみついている者たちの鼻を明かし不遇な派遣社員たちの溜飲を下げるストーリーが愛されている。  そこで大泉洋は春子が働く食品会社S&F正社員・東海林を演じている。  13年前に放送されたシーズン1では最初、春子たち派遣を蔑視していて、小泉孝太郎演じるもうひとりの社員・里中のほうが春子や派遣擁護派だった。春子と東海林はしょっちゅういがみあっていたが、じつは東海林は孤高に生きる春子に惹かれている。やがて、東海林は派遣社員の側に立つようになり左遷という憂き目に……。  要するに、大泉洋演じる正社員は派遣に偏見をもった人物代表で、彼の目線を通して派遣の実情に迫り共感を高める役割で、彼はそれをパーフェクトに演じていた。

大泉洋が登場するとたちまち活気づく

 13年後にはじまったまさかのシーズン2では、春子が13年ぶりにS&Fに戻ってきて、東海林も北海道から戻ってくる。相変わらず春子は彼につれないが、東海林はいまだに彼女に思いを残していて、今度こそうまくいくのか?……というところ。  東海林は第1話に出たあと、2、3話には出てこず、そうするとやっぱり少し物足りない。4話から再び登場するとたちまちドラマが活気づき、いなくなって改めて大泉洋の偉大さを感じた。  大泉が演じる東海林がいるからこそ春子は生きるのである。春子はクールで誰にも媚びない一匹狼で、そんな彼女にいちいちつっかかっていく東海林のおかげで春子に親しみがもてるようになる。  大泉はツッコミをやってよし、ボケをやってよしで、春子にどんな仕打ちを受けても、「枯れたマリモ」と天然パーマをからかわれても、振られても、振られても、笑いに転じさせる。春子がスーパーハケンなら、大泉洋はスーパーアクターである。

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