“大麻ツイート”をやめた理由をお話します……高樹沙耶が石垣島で語ったホンネ
「あの歌を聴いていたとき、もう抗うのはやめようと思ったんです。どこかムキになっていた自分に気づきました。そうね、私が先に忘れようって……」 【写真】新しい“彼”についてリラックスした表情で語る高樹沙耶 虫の音が響きわたるコテージのベンチで、彼女は静かに語った。 “大麻女優”“ジャンキー”などと、日本中から激しいバッシングを浴びながらも、twitterで執拗に「大麻合法化」を叫び続けてきた高樹沙耶(57)。この数年、彼女が過激なツイートをするたび、ネット上に批判が溢れ返るという応酬が続いてきた。だが、高樹は10月上旬に突然、「この場から去ります」と、意味深な言葉を残して発信をやめた。 いったい何が、彼女の激しい闘争心を鎮火させたのか――。彼女が暮らす石垣島を訪ねた。 ***
石垣空港から車で20分。鬱蒼とした森が続く「裏石垣」と呼ばれる山あいに、民宿「虹の豆」はあった。ジャングルのような樹々に挟まれた小径を入っていくと、燦然と輝く芝生が視界に開けてくる。1500坪の広大な敷地内には、集落のように広場を囲んで建つ5棟の南国風のコテージ。入り口で、陽にこんがり焼けた高樹は出迎えてくれた。
「ここのテーマはエコロジーとメルヘンです。30年間、芸能界で働いて貯めたお金の大半をここにつぎ込みました。コテージは、建材にこだわってバリからコンテナで輸入したものです。ジャングルを切り開いた場所なので、夜は真っ暗、夏はハブも出ますよ」 沢水を利用した施設には、水道も下水道も通っておらず、 「お客さんには湧き水を沸かして飲料にしてもらっています。訪れる人は、自然が好きな人、スピリチュアル系などさまざまですが、実は一番多いのはヨーロッパ人。民泊予約サイト『airbnb(エアビーアンドビー)』から探して来てくれるのです」 高樹は2011年、千葉にあった自宅を引き払い、石垣島に移り住みこの民宿をオープンした。人気ドラマ「相棒」(テレビ朝日)の女将役を降板するなど、30年間、芸能界で築き上げた生活・地位のすべてを捨てての、南の島への移住だった。