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過去最高の“逸材”揃い!? 北海道・東北地区の「ドラフト候補」

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ベースボールキング

◆ 北海道・東北の注目株  アマチュア球界にも多大な影響を及ぼしている、「新型コロナウイルス」の問題。今後についても不透明な部分がまだまだ多いが、再び日常の光景を取り戻す日に向けて、選手たちによる不断の努力は続いている。 ☆スカウト大注目…東京六大学の「ドラフト候補」  そんな彼らを応援する意味でも、今年のドラフト会議の中心となりうる大学生の候補選手をリーグごとに紹介していこう、というのがこの企画。今回は北海道学生・札幌学生・北東北大学・仙台六大学・南東北大学の5連盟の有力候補について紹介する。 ◆ 上位指名も!苫小牧駒沢大・伊藤大海  かつてのこの地区と言えば東北福祉大(仙台六大学)が突出していたが、最近はどのリーグからも有力選手が輩出されるようになってきている。なかでも、今年は歴代でも最高と言える顔ぶれが揃った。  北海道学生から1位指名が有力視されているのが、苫小牧駒沢大の伊藤大海(駒大苫小牧高)だ。  駒沢大では1年春からリーグ戦で登板していたが、その秋に中退して苫小牧駒沢大へ再入学。1年間は規定により公式戦に出場できなかったものの、2年春にはMVP・最優秀投手・ベストナインの三冠に輝き、大学選手権の日本文理大戦でも10奪三振で2失点の完投と見事なピッチングを見せている。その後は大学日本代表の常連となり、日米大学野球にも2年連続で出場。昨年秋に行われた代表候補合宿でも、2回をパーフェクトで4奪三振と格の違いを見せつけた。  最大の武器は、コンスタントに150キロ前後をマークするストレート。数字以上に打者の手元で勢いがあり、代表候補合宿でも投じた30球のうち29球がストレートだった。  だからといって、変化球が悪いわけではない。スライダー、カットボールは打者の手元で鋭く変化し、緩急をつける緩いカーブも操る。タイプとしてはリリーフ向きで、プロでも1年目からセットアッパー、場合によってはクローザーとしても期待できるだけの実力の持ち主だ。  伊藤以外の投手では、実績は乏しいものの、昨年の大学選手権で最速151キロをマークした東農大北海道オホーツクの中村亮太(千葉経大附高)も素材としては面白い。  北海道学生の野手では、同じく東農大北海道オホーツクのブランドン大河(石川高)が代表格だ。  昨年は春・秋ともに4割を超える高打率を残して連続で首位打者を獲得。大学選手権でも準々決勝で一発を放ち、チームのベスト4進出に貢献した。  しっかりした踏み込みで、下半身を生かして強く引っ張れる打撃が持ち味。高校時代は140キロ台をマークする投手としても評判で、サードから見せる強肩も持ち味だ。 ◆ 星槎道都大には192センチ右腕  札幌学生の投手では、星槎道都大の河村説人(白樺学園高)が面白い。  亜細亜大を中退して星槎道都大に再入学したという経緯は伊藤と重なる。力強さや完成度では伊藤には及ばないものの、192センチの長身から投げ下ろすボールの角度は素晴らしいものがあり、大型の割にフォームに引っかかるようなところがないのも長所だ。  本格的に先発に定着したのは昨年秋からだが、先発した3試合で勝利投手となり、試合を作る能力も着実に向上している。大学生だが、即戦力というよりも今後の成長が楽しみな存在だ。  他の投手では、札幌大の岩木優友(帯広三条高)も実力者だ。  高校時代は現在売り出し中のソフトバンク・古谷優人と同じ地区でしのぎを削り、大学でも順調に成長。バランスの良いフォームと柔らかい肘の使い方が光り、好調時は140キロ台後半もマークする。  昨年は春・秋ともにリーグ2位の防御率をマークするなど、安定した投球でチームの上位進出に貢献した。  野手では、東海大札幌キャンパスの外野手・赤尾光祐(東海大相模高)の注目度が高い。  高校3年の夏は背番号19だったが、当時から飛距離は超高校級で、大学進学後も1年春に3本塁打をマーク。昨年は春・秋ともに打率2割台前半と苦しむも、ここまでリーグ戦通算11本塁打を放っている長打力は魅力だ。  打つ以外のプレーに特徴がないのは残念だが、飛ばす力は大学球界でも屈指の存在と言えるだろう。 ◆ 多くのプロを輩出!北東北大学リーグの注目選手  近年多くの選手をプロに送り出している北東北大学リーグだが、今年の大看板は八戸学院大のエース・大道温貴(春日部共栄高)だ。  140キロ台中盤のストレートと多彩な変化球で、投手としての総合力が高いタイプ。  1年春から先発に定着すると、ここまでの6シーズンで通算20勝5敗と見事な成績を残している。高校時代からまとまりのある好投手だったが、大学でも結果を残しながらスケールアップしてきたのは立派の一言だ。  その他の投手では、大道とともに2枚看板として活躍している八戸学院大のサウスポー・中道佑哉(八戸学院野辺地西高)、同じサウスポーで素材の良さが光る富士大の布施宏基(日大藤沢高)、高校時代から大型右腕として目立っていた青森大の遠藤暉世己(稚内大谷高)などが候補になる。  野手は投手に比べると候補は少ないが、昨年の大学選手権で2打席連続ホームランを放った八戸学院大の武岡大聖(生光学園高)の長打力にも注目だ。 ◆ 東北公益文科大から初のプロ野球選手が…?  仙台六大学では、仙台大の宇田川優希(八潮南高)、東北福祉大の山野太一(高川学園高)の投手2人がまず上位候補になる。  宇田川は恵まれた体格から投げ下ろす重いストレートと鋭く落ちるフォークで、奪三振率の高さが光る。下級生の頃は投げてみなければ分からない不安定さがあったが、徐々に試合を作れるようにもなってきた。素材の良さは今年の候補の中でも指折りだろう。  山野は実戦的な投球が光るサウスポー。ここまでのリーグ戦通算成績は19勝0敗と圧巻の数字を誇り、昨年は70イニング連続無失点も記録した。上背はないものの、サウスポーらしいボールの角度があり、スライダー、チェンジアップの対になる変化球の精度も高い。先発タイプとして注目だ。  野手でも、東北福祉大の内野手・元山飛優(佐久長聖高)が上位候補に挙げられている。  打撃・守備とも姿勢が良く、グラウンド上でプロフィールよりも大きく見えるのが特徴。ショートの守備範囲の広さ、強肩を生かした正確なスローイングは大学球界でも1、2を争うレベルである。打撃は少し波があるものの、広角に打ち分ける上手さが光る。プロでもショートのレギュラーを狙える素材だろう。  元山以外の野手では、スピード溢れるプレーとパンチ力が光る仙台大の外野手・佐野如一(霞ヶ浦高)も候補になるだろう。  南東北大学で最注目は、東北公益文科大の153キロ右腕・赤上優人(角館高)だ。  高校時代は内野手だったが、大学で本格的に投手に転向するとメキメキと力をつけ、昨年秋はMVPと最多勝に輝いた。  体つきはそれほど大きくないが、躍動感のあるフォームと力強い腕の振りは一級品。落差のあるカーブと鋭く落ちるフォークも面白い。今年の投球次第では、チームから初となるプロ野球選手誕生の可能性も高いだろう。  赤上以外の投手では、サイドから力強いボールを投げ込む石巻専修大の松沢寛人(糸魚川高)、野手では左の強打者で3度の打点王とベストナインに輝いている東日本国際大の外野手・斎田海人(仙台育英高)にも注目だ。 ☆記事提供:プロアマ野球研究所

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