鈴木彩艶にパルマOBが期待「スズキは個人的に嫌いじゃないよ」「ミスはあったが辛抱強く待てば」
パルマOBで元イタリア代表DFのロレンツォ・ミノッティ氏が26日、パルマ情報サイト『PARMAlive』のインタビューに応じ、日本代表GK鈴木彩艶ら古巣の選手たちについて見解を示した。 かつて1987年から9シーズンにわたってパルマでプレーし、UEFAカップウィナーズカップやUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)などのタイトルを手にしたミノッティ氏。現在、イタリアの『スカイスポーツ』で解説者を務めるOBが、ファビオ・ペッキア率いる昇格組について語った。 ミノッティ氏は、「パルマで最も印象に残った選手」を問われると、20歳FWアンジュ・ヨアン・ボニーを挙げた。 「パルマはものすごいクオリティがある。本当に興味深い若手がたくさんいるね。このクラブには、バラ色の未来が待っているんじゃないかな。私が一番気に入っている選手は、ボニーだ。昨シーズンは入念に彼の動向を追っていたが、計り知れないポテンシャルを持った若手と言える。技術とフィジカルがあり、パーソナリティもまずまずのものを持っているように見える。いまのままのハングリーさと意欲を維持して成長を続ければ、本気でものすごいキャリアを築けるだろう」 さらにパルマOは、セリエB時代からパルマでプレーしてきたアドリアン・ベルナベやデニス・マンの名前を挙げた一方で、今夏、シント=トロイデンからパルマに加入し、レギュラー定着しつつある鈴木にも言及した。22歳の日本代表GKは、開幕戦のフィオレンティーナ戦や第3節ナポリ戦でのミスを巡って議論の的となったが、ミノッティ氏は、鈴木の将来性を感じている。 「それからプレーを見ている者に喜び与えてくれるベルナベや、ようやく才能を開花させたマンもいるが、私は個人的に、スズキが嫌いじゃないよ。ミスはあったが、現代的なGKとしての特徴持っている。辛抱強く待てば、興味深い将来になるだろう」