韓国野党代表 与党に尹大統領弾劾案の賛成呼びかけ=「歴史が記憶する」
【ソウル聯合ニュース】韓国の最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は13日に国会で声明を発表し、14日に採決が行われる尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する2回目の弾劾訴追案について、与党「国民の力」に「歴史が皆さんの選択を記憶するだろう」として、「どうか明日は弾劾賛成採決に参加してほしい」と呼びかけた。 尹大統領の弾劾案は7日に採決が行われたが、与党「国民の力」の大多数の議員が議場から退席し、投票数が規定数(200)に達しなかったため成立せず、廃案となった。共に民主党など野党6党は12日、尹大統領の弾劾案を再提出した。 李氏は「国会議員は与野党、進歩(革新)・保守を問わず、憲法を順守し主権者命令に従う責務がある」とし、「守るべきものは尹錫悦でも、国民の力でもなく、寒い街で泣き叫ぶ国民の生活」と強調した。 尹大統領が12日に「弾劾でも捜査でも堂々と立ち向かう」などとする談話を発表したことに関しては、「国民に狂気の『宣戦布告』を敢行した」と批判。「『内乱の首魁(しゅかい)である尹錫悦は今すぐやめろ』というのが国民の命令だ」と主張した。 李氏は「第1野党の代表として、早期に国政の空白状態を解消することを約束する」と明言した。 一方、米国や友好国に対しては、「一貫して韓国の民主主義を支持したことに感謝の意を伝える」とし、「われわれは自由民主主義陣営の一員として成長と発展の恩恵を享受し、その一員として役割と責任を果たす」と述べた。
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